【Amazon Fire MAX 11 実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!【13世代/2023年版】

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【Amazon Fire MAX 11 実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!【13世代/2023年版】

Fire MAX 11は2023年10月にAmazonから発売された11インチのタブレットになります。

Fire MAX 11の特徴

  • SoCがFireシリーズ最高性能のMT8188
  • SDカード使用可能
  • NetflixもWidevine L1なので高画質
  • 2Kの綺麗なディスプレイ
  • セールが多い

Fire MAX 11はエントリークラスの性能が多かったFireシリーズに、MT8188というミドルクラス並のSoCに2Kのディスプレイという構成。
メモリは4GBでストレージは64GBか128GBと少なめですが、SDカードは使用可能。

ライバル機は価格から考えてGalaxy Tab A9+になると考えています。
すでにGalaxy Tab A9+のレビューをしている筆者がこのFire MAX 11をレビューしますので、どちらが自分のニーズに合っているか参考にしてください。

バランスのいいAndroidタブレットGalaxy Tab A9+のレビュー記事はこちら
»Galaxy Tab A9+ 実機レビュー

あおたん
あおたん

価格のわりに尖った性能なので詳しく見ていきましょう。

あかたん
あかたん

X(旧Twitter)でも情報発信をしてるので、よろしくお願いします。

Fire MAX 11のスペック

メーカーAmazon
本体サイズ(mm)
重量
259 x 164 x 7.5mm
490g
ディスプレイ11インチ 2000 x 1200
SoC8コアプロセッサ
2x Arm Cortex-A78 (最大2.2GHz)
6x Arm Cortex A55 (最大2GHz)
MT8188
メモリ4GB
ストレージ64/128GB
SDカード最大1TB
バッテリー最大14時間
OSFire OS
カメラリア   8MP
フロント 8MP
ネットワーク非対応
Wi-Fiデュアルバンド
802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fi 6 (802.11 ax)非対応
WidevineL1(Netflix L1)
GPS非対応
インターフェイスUSB 2.0
その他Dolby Atmosデュアルスピーカー
Alexa対応
Bluetooth (5.3)
1年間限定保証付き
引用 Amazon販売ページ

Fire MAX 11の外観、同梱物レビュー

外観などのレビューをしていきます。
特に同梱物は公式に載ってないことも多いので参考にしてください。

外観

外観、重量を画像付きで紹介していきます。
ボタン配置、ボタンの大きさなど、いろいろ好みもあると思うので、参考にしてください。

正面・背面

ハイミドル機種のXiaomi Pad6と比べると多少ベゼルが太く感じますが、Galaxy Tab A9+よりわずかに細いです。
使用中に気になるレベルの太さではないと感じます。

背面は今までのFireシリーズと大きく違いアルミ仕上げになっています。
やはりアルミだと一気に安っぽさがなくなる印象です。

カメラは小さくシンプルな単眼。
タブレットのカメラはあまり使わないないので、最低限のこの仕様でもいいのではないでしょうか。

側面

右側面に電源ボタンとボリュームボタンが並んでいます。
Galaxyのスマホと同じように電源ボタンとボリュームボタンが並んでいる配置です。
音量調整はiPadのように、画面の向きで調整方向が変わる仕様になっています。

スピーカーは上側面に2つ
下側面はキーボード用の接点なので仕方ないですが、この価格帯ならスピーカーは左右に2つずつにしてほしかったです。

重量

公称値は490g 実測値494g
軽くはありませんが重くもありません。標準的という印象です。

付属品

付属充電器の性能や、フィルムが貼り付け済みかチェックしていきます。

付属品・同梱充電器

タイプC to Aのケーブルと9Wの充電器が入っています。
必要十分な付属品です。

フィルムチェック

フィルムは貼ってありません
フィルムが必要なら購入しておきましょう。

Fire MAX 11の性能レビュー

ディスプレイ品質きれい
Geekbench5シングル 702
マルチ 1,994
ブラウジング普通
充電性能実測14W
音量・音質音割れなし
音量は十分
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ディスプレイ品質

Fire MAX 11は2000×1200の2Kのディスプレイということを強調していますが、Fire HD 10が1920×1200なので解像度は似たようなものです。
Fire HD 10は価格のわりに綺麗なディスプレイでしたが、Fire MAX 11は明るさがかなり違いました。

Galaxy Tab A9+よりも明るいです。
暗い所で明るさが下げきれなくて目が痛くなるかと心配しましたが、かなり明るさを下げられたので明るくて目が痛くなるような心配はないでしょう。

SoC性能・ベンチマークテスト

このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。

SoCの解説記事はこちら
»SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!

アプリストアのAnTuTuはバージョンがかなり古く、正規アプリなのか確認が取れないのでGEEK5を使って測定していきます。

性能はSnapdragon845より多少いいスコアが出ているようです。
実際に操作してみても、自動回転やスクロールで不満は一切感じない性能になっています。

ブラウジングレビュー

デフォルトのブラウザアプリで操作感、表示速度などを評価します。
比較機種のGalaxy Tab A9+の使用ブラウザはChromeです。

Fire MAX 11はリフレッシュレートが60Hzなので、スクロールはリフレッシュレートが90HzのGalaxy Tab A9+のほうがスムーズです。
その他はどちらも不満のない性能になっています。
Fire MAX 11はChromeやEdgeなどの有名なブラウザアプリがないので、ブラウザにこだわる人はGalaxy Tab A9+の方がオススメです。

充電性能テスト

UGREEN45W充電器+CIO100Wケーブルを使用しています。

14W前後で充電されていました。
十分な性能ですので、別途充電器を買う価値もあるのではないでしょうか。

動画再生品質・Widevineチェック

スマホでは高画質再生があたり前になっていますので、Widevineを気にしていないと思います。
しかしタブレットではWidevine L3のために高画質再生できない端末があったり、NetflixでWidevine L1を取得していないとNetflixで高画質再生ができなかったりといろいろな制約があるのです。
WidevineはNetflixの再生管理画面とAmazon Prime Videoを再生して「HD」の文字が標示されるかでチェックをします。

Netflixのデジタル著作権管理ではWidevine L1となっています。
これならアマゾンプライムビデオやNetflixで高画質視聴が可能です。

NetflixはSDカードにダウンロードができるのを確認できました。
SDカードにダウンロード出来ない機種があるので心配していましたが、大丈夫なようです。

アマゾンプライムビデオの再生画面でも確認しましたが、画面にHDの文字を確認できました。

Widevine L1とL3の違い

Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。
Widevineの概念について詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!

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Rakuten WiFi Pocket 2Cの実機レビューはこちら。
»Rakuten WiFi Pocket 2C レビュー
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音量・音質レビュー

今回はGalaxy Tab A9+を横に置いて比較します。
やはりFire MAX 11は2スピーカーなので違和感や物足りなさはありますが、中音が聞こえやすいので動画視聴などで聞きやすい音質です。
Fire HD 10より2スピーカーというのが気にならなかったのですが、この価格帯なら4スピーカーにしてほしかったと思います。

比較に使用しているGalaxy Tab A9+はレビューでもなかなかいい音質で驚いた記憶がありますが、音質がどうのより4スピーカーなのでスピーカーの数の違いで自然に聞こえやすいということが印象的。
Fire MAX 11は最大音量は大きすぎず音割れもないので、スピーカーの数の物足りなさが気にならないなら十分な性能です。

Fire MAX 11のゲーム事情

Fire MAX 11はGood Playアプリがないので、ゲームはかなり少なくなります。
ゲームもしたいと考えているのなら、Androidタブレットから探す方がオススメです。

Fire MAX 11のライバル比較

ここではFire MAX 11の価格、スペックからライバルになるであろう機種を紹介、比較します。

商品名Fire MAX 11Galaxy Tab A9+Redmi pad SE
メーカーAmazonSamsungXiaomi
ディスプレイ11インチ
2000 x 1200
11インチ
1200 x 1920
11インチ
1200×1920
SoCMT8188Qualcomm®
Snapdragon™ 695
Snapdragon™
680
メモリ
ストレージ
4GB
64/128GB
4GB
64GB
4G/6G
128GB
SDカード対応対応対応
ネットワーク非対応非対応非対応
Wi-Fiデュアルバンド
802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fi 6 (802.11 ax)非対応
802.11 a/b/g/n/ac
2.4G+5GHz, VHT80
2.4GHz/5GHz
WidevineL1
Netflix L1
L1
Netflix L1
L1
Netflix L1
スピーカー数デュアル
(2つ)
クアッド
(4つ)
クアッド
(4つ)
GPS非対応対応非対応
インターフェイス
その他
USB-C
Alexa対応
Bluetooth (5.3)
1年間限定保証付き
USB-C
リフレッシュレート90Hz
顔認証
Bluetooth v5.1
Dolby Atmos
ヘッドホンジャック
USB-C
Bluetooth 5.0
Dolby Atmos®に対応
90 Hz リフレッシュレート
ヘッドホンジャック
ハイレゾオーディオ
AmazonAmazonAmazon

Galaxy Tab A9+

2024年5月現在、セール価格ではなく通常の販売価格はほぼ同じなので最大のライバルです。
表に筆者がスペックや使用した優劣をまとめましたが、Galaxy Tab A9+の方が全体的にまとまっています。

Galaxy Tab A9+のディスプレイは1980×1200なので劣っていますが、Amazon Prime VideoやNetflixではHD画質で視聴することが多いのでデメリットにはなりにくいです。
セールではFire MAX 11のほうが頻繁にあり割引額も大きくなっていますので、その価格差が許容範囲ならGalaxy Tab A9+も選択肢としていいのではないでしょうか。

バランスのいいAndroidタブレットGalaxy Tab A9+のレビュー記事はこちら
»Galaxy Tab A9+ 実機レビュー

Redmi Pad SE

エントリーモデルに分類されます。
ちゃんと動く性能をしながら2万円代前半という価格ですが、動画を見る+ブラウジングをするためのタブレットと考えると十分ライバルになります。

Fire MAX 11と比較すると性能が低いので快適さは劣りますが、Netflixでの高画質再生が可能なだけではなく、使い慣れたChromeなどの好きなブラウザでのブラウジングも十分できる性能です。
初めての動画視聴用のタブレットにもオススメしたい性能と価格になっています。

高コスパなエントリーモデルRedmi Pad SEのレビュー記事はこちら
»Redmi pad SE 実機レビュー

Fire MAX 11のメリット・デメリット

メリット(いいところ)

  • セールが多い
  • SDカードで動画を保存可能
  • NetflixでもWidevine L1取得

デメリット(悪いところ)

  • 価格がやや高い
  • YouTubeアプリが正規ではない可能性
  • 3ボタンナビゲーションのみ

メリット(いいところ)

  • セールが多い
  • SDカードで動画を保存可能
  • NetflixでもWidevine L1取得

セールが多い

Fireシリーズ共通ですが、セールが多く割引額が大きいのが特徴です。
Fire MAX 11は7000円引きになることが多いので、かなり安く買えることになります。
この大きな値引きはFireシリーズの特徴です。

SDカードで動画を保存可能

Netflixなどの動画をSDカードで保存しておくことが可能です。
64GBという最低容量を選んだとしてもSDカードでカバーできるので、容量で悩むことは少なくなります。

NetflixでもWidevine L1取得

タブレットを動画視聴の目的で購入する人は多いと思います。
NetflixのWidevine L1まで取得しているので、どの動画視聴アプリを選んでもHD画質で視聴が可能です。
画質で悩まなくていいのは大きなメリットになるのではないでしょうか。

デメリット(悪いところ)

  • 価格がやや高い
  • YouTubeアプリが正規ではない可能性
  • 3ボタンナビゲーションのみ

価格がやや高い

通常価格が34,980円、セールになると27,980円は多少割高に感じています。
ベンチマークや使用した体感として考えると、不満を感じない性能なので価格相応に感じるかもしれません。
しかし価格の割にブラウザが少ない、YouTubeアプリが正規とは思えない、ゲームが少ないなどの自由度の低さが目立ってしまうのはデメリットです。

YouTubeアプリが正規ではない可能性

アプリストアにGoogle提供のYouTubeアプリが見当たりません。
機能的に動画視聴中心になると思われるのに、Google製のYouTubeアプリがないのは残念です。
YouTubeアプリはありますが、ブラウザでYouTubeを見るのと大差ないと感じます。
よくわからないアプリをいれるくらいなら、ブラウザでYouTubeを視聴するのがいいのではないでしょうか。

3ボタンナビゲーションのみ

Fire MAX 11は懐かしい◁◯▢の3ボタンナビゲーションのみで、最近のスマホでは当たり前になりつつあるスワイプのジェスチャーナビゲーションがありません。

筆者のようにジェスチャーナビゲーション派には残念な仕様。
しかし3ボタンナビゲーション派や、どちらでも気にならない人ならデメリットではありません。

Fire MAX 11の評価まとめ

Fire MAX 11は11インチのディスプレイとFireシリーズの中で最高の性能と外観の機種です。

Widevine L1を取得していますので、Netflixやアマゾンプライムビデオなどで高画質視聴が楽しむことができます。
さらにFireシリーズ最高性能のMT8188の採用により、ブラウジングや電子書籍などの普段使いで不満のない性能です。

一方で、価格わりに内蔵ストレージの容量はやや少なめ。
しかしSDカードに対応しているため、ストレージの問題はある程度解決できます。
Netflixやアマゾンプライムビデオでの動画のダウンロードなどの際には、この拡張性が非常に便利です。

Fire MAX 11がオススメな人

  • 動画視聴や電子書籍がメイン
  • 動画はSDカードにダウンロードして出先で楽しみたい

Fire MAX 11は価格や性能がFireシリーズでも最高となっているので「Fire HD 10は安っぽいから」「Fire HD 10よりサクサクのほうがいい」というようにFire HD 10では物足りない人の選択肢になると考えています。

ただこの価格帯で気になるライバルは、有名メーカーのAndroidタブレットです。
機能の差や違いを考える必要はありますが、Galaxy Tab A9+やRedmi Pad SEなども選択肢に入れて検討するのもいいと思います。
ライバルが強い価格帯ですが、Fire MAX 11は悪い性能ではないので自分にあっているなら検討してもいいのではないでしょうか。

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