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Redmi PadはXiaomiから発売された10.61インチのAndroidタブレットになります。
Redmi Padはブラウジングや電子書籍、軽いゲームを快適にこなせるMediaTek Helio G99を採用。
動画視聴用としてはWidevine L1はもちろん、NetflixでもWidevine L1を取得していますのでアプリを問わず高画質再生を楽しめます。
Redmi PadはXiaomiの廉価ブランドですが、安いのに快適装備がしっかり採用されていることが特徴です。
- Dolby Atmos対応の4スピーカー
- 90Hzのリフレッシュレート
- 顔認証
という廉価ブランドとは思えない性能です。
Amazonはもちろん、楽天市場やYahoo!ショッピングでの取り扱い店舗も多く、自分が購入しやすいところを選んで購入できるのもメリットになります。
- 動画視聴はNetflixも高画質!
- 動画視聴やゲームでスカスカの音は嫌
- ブラウジングを快適に閲覧したい
という人にオススメな機種になっています。
中古のRedmi Padを自腹購入したから、実機レビューしていくよ。
Redmi Padのスペック
メーカー | Xiaomi |
本体サイズ(mm) 重量 | 250.38×157.98×7.05 445g |
ディスプレイ | 10.61インチ 1200×2000 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
メモリ | 3G/4G/6G (6Gはグローバル版) |
ストレージ | 64GB/128GB |
SDカード | 対応 |
バッテリー | 8,000mAh |
OS | MIUI 13 for Pad (Android 12) |
カメラ | リア8MP フロント8MP |
ネットワーク | 非対応 |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz |
Widevine | L1 |
GPS | 非対応 |
インターフェイス | USB-C |
その他 | 18W 高速充電 近接センサー Bluetooth 5.3 LPDDR4X RAM + UFS 2.2 ストレージ Dolby Atmos® 90Hz リフレッシュレート |
Dolby Atmos®やWidevine L1、90Hzのリフレッシュレートなど付加機能が多いのが特徴だよ。
Widevine L1とL3の違い
Widevine L1に対応しているとアマプラやNetflixなどで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応していると低画質(SD)再生しかできません。
詳しくはこちら
≫【初心者向け】Widevineを簡単に解説!
Redmi Padの外観、同梱物レビュー
まるでRedmiシリーズのスマホをひろげたような背面です。
廉価ブランドとはいえ質感は決して低くありません。
外観
グローバル版らしくボコボコです。国内販売のモデルは綺麗なんでしょうね。
カメラデザインは違いますが、iPad proに似たデザインです。
側面画像でお見せしますがボタンやスピーカーの配置がiPad proとよく似ています。
フィルムは貼ってありません。
中古購入なので、はがされている可能性はありますが「貼られていない」と考えていいと思います。
横持ちのときに電源(左)、ボリュームボタン(上)、USB-C(右)、スピーカー(左右2つずつ)という位置関係はiPad proとよく似ているというより、ほぼ同じになっています。
この配置は縦持ちと横持ちのどちらでも使いやすいです。
重量は公称値445gで実測値446gという誤差といえるくらいの数値です。
今までのレビューしたタブレットでもっとも軽いものになります。
B5の大学ノートは130gなので3.4冊ぶんの重さです。
SIMピンでSDカードスロットをとりだし、SDカードが綺麗におさまります。
付属品
SIMピン、日本では使えない充電器、充電ケーブル(タイプC to C)と説明書が入っていました。
グローバル版のようなので充電器が国内では使えないですが、本体は技適マークがあるので安心してください。
Redmi Padの性能レビュー
ディスプレイ品質 | 多少青いが非常にきれい |
AnTuTuベンチマーク | 388,340 |
PCMark for Andoroid | 9293 |
AnTuTuストレージテスト(平均) | 22005.5 |
ブラウジング | 不満なし |
バッテリー性能 | 最低輝度 23時間15分 最高輝度 8時間27分 |
充電性能(19%→100%) | 167分 |
Widevine | L1 |
音量音質 | 音割れなし |
Widevine L1を取得しているのでNetflixが高画質視聴可能。
ブラウジング、バッテリー容量、音質という基本的なところも高水準という満足度が高い端末です。
ディスプレイ品質
フリー素材の景色と人物で色合いの比較しました。
比較対象はRedmi padとiPad pro、find X2 proになります。
他の機種の色合いは自然ですが、Redmi Padは多少青が強めです。
しかし、動画視聴やブラウジングで気になるほどではありません。
iPad proなどのような高価格帯の端末と比較しているから気になりますが、過去にレビューをした格安タブレットと比較をすると大変きれいです。
「多少青が強いから空が青く、草木が元気に見える」といった印象になります。
SoC性能・ベンチマークテスト
このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。
SoCの解説記事はこちら
»SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!
Redmi padのSoC(Helio G99)の性能をAnTuTuベンチマークとPCMark for Androidというベンチマーク計測アプリを使って計測しました。
機種名 (SoC) | Redmi pad (Helio G99) | T40pro (Unisoc T616) |
AnTuTuベンチマーク | 388,340 | 262,859 |
PCMark for Andoroid | 9293 | 8156 |
格安タブレットに多いUnisoc T616より12万点ほど高い結果になりました。
ストレージテスト
1回目 | 2回目 | 平均 | |
スコア | 24410 | 19601 | 22005.5 |
Sequence Read | 530.3MB/s | 530.7MB/s | 530.5MB/s |
Sequence Write | 466.0MB/s | 183.0MB/s | 324.5MB/s |
Random Access | Read 128.0MB/s Write 290.0MB/s | Read 104.0MB/s Write 276.0MB/s | Read 116.0MB/s Write 283.0MB/s |
AnTuTuベンチマークでストレージ性能をテストしたところ、このような結果になりました。
公式サイトには「LPDDR4X RAM + UFS 2.2 ストレージ」とありましたので、計測でストレージはUFS2.xと表示が出ました。
スコア平均22005.5になりますので参考にしてください。
ストレージの性能を3つのテストで測定
Sequence Read:連続したデータを読み込む速度を測定します。
Sequence Write:連続したデータを書き込む速度を測定します。
Random Access:ランダムな場所からデータを読み取る速度を測定します。
ブラウジングレビュー
十分ブラウジングを楽しめます。
画像が沢山あるページを一気にスクロールすれば表示が遅れますが、T616などの機種よりは体感できるくらいに画像表示は早いと感じました。
メモリが3GBのためかカタつきがたまにありますが、なによりリフレッシュレート90Hzもありますのでスクロールが快適です。
Twitterにもあげていますので、ブログだとうまく再生されないときは、こちらを確認してください。
バッテリーテスト
PCMark for Androidを使って計測しました。
最低輝度では23時間15分
最高輝度では8時間27分
8000mAhの大容量バッテリーなので、残量をあまり気にしなくていいのは大きなメリットです。
充電性能テスト
テスターでは16W前後でした。
今回は日本で使えない充電器だったので筆者が普段検証で使っている充電器とケーブルを使用しています。8000mAhもあるので急速充電は必須です。
AnTuTuでの計測結果は、19%→100%で167分かかりました。
設定に充電器を繋がなければバッテリーの残り時間、充電器を繋げば充電完了までの時間が表示されるのは便利だと思いました。
Widevinチェック
スマホでは高画質再生があたり前になっていますので、Widevineを気にしていないと思います。
しかしタブレットではWidevine L3のために高画質再生できない端末があったり、NetflixでWidevine L1を取得していないとNetflixで高画質再生ができなかったりといろいろな制約があるのです。
購入してから「思ってたのと違う」とならないように、ここではWidevineをDRM InfoとNetflixで確認していきます。
DRM InfoのSecurity LevelのところがL1、Netflixのデジタル再生管理のところもL1となっているのでアマゾンプライムビデオやNetflixの高画質再生が可能です。
WidevineL1ですので、このようにアマゾンプライムビデオで高画質再生ができます。
画面でHDの文字を確認しました。
YouTube | 高画質 |
アマゾンプライムビデオ | 高画質 |
Netflix | 高画質 |
上記の表のような結果になりました。
筆者がレビューしてきたXiaomiのタブレットは全てNetflixの高画質にまで対応しているので、スマホなどのようにあたり前に高画質再生できるので安心です。
- Widevine L1とL3の違い
- Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。
Widevineの概念について詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!
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音量音質レビュー
ただの4スピーカーのタブレットと違い、ちゃんと高温、低音も目立ちすぎないくらいに聞こえます。
だからといって中音の人の声が聞こえにくいとも感じず、動画視聴で使いやすいつくりになっています。
この価格帯でここまで音質がしっかりしたタブレットは珍しいです。
Redmi Padのゲームテスト
マリオカート | 快適 |
原神 | 不可 |
プロジェクトセカイ カラフルステージ! (プロセカ) | たまのカクつきを我慢できるなら |
崩壊:スターレイル | ダウンロード不可 |
Helio G99で初めてのゲーム検証です。
今回はマリオカート、原神、プロセカの検証になります。
マリオカートは快適ですが、操作がちょっと筆者とは合わない印象。
プロセカは快適でなくてもいいのなら遊べます。
原神は酷すぎて遊べるレベルではありませんでした。
ゲームはできますがゲーム目的で購入をするのはオススメできませんので、ゲームは軽いものか割り切ったプレイにしましょう。
Twitterにもあげていますので、ブログだとうまく再生されないときは、こちらを確認してください。
マリオカート
150ccで遊んでました。
T616等の端末と比較するとマシンやキャラの読み込みは早いです。
もちろんレース中も十分快適です。
筆者はドリフトの旋回が足りない時はもう片方の指を置き直してより旋回させますが、それをするとドリフトが解除されてしまうというのが気になりました。
iPad proと違う操作が求められるのかもしれません。
原神
デフォルトで最低設定。
T616でも動くには動いたのでHelio G99なら余裕だと思いましたが、ゲームになりません。
3GBだとメモリが足りないことが原因かもしれません。
この3GBモデルではオススメできませんが、メモリが4GBや6GBあれば余裕が出来て動くかもしれません。
3GBモデルでも動くって話を聞いていたけど、これは無理
プロジェクトセカイ カラフルステージ!(プロセカ)
音ゲーはやれなくはないという印象。
低スペックの機種と同じように、プレビューでのタイミングアジャストは合わせにくいので、実際のプレイで合わせるほうがいいと思います。
カタついた感じはありますし、なんとなくクリアしたりできますが快適ではありません。
プロセカをやるために買うのはオススメしませんが、暇つぶしに遊んだりはできるくらいの性能だと思ってください。
ライト勢やエンジョイ勢なら、これでも楽しめそうだね
動画のコツコツ音は手汗で滑らなかったので爪を少し当ててすべらせてる音。ちょっとうるさかったね
崩壊:スターレイル
崩壊スターレイルはダウンロードできませんでした。
まだ対応していないかスペック不足ということかと思われます。
Redmi Padのライバル比較
商品名 | Redmi Pad | T40Pro | Hipad xpro |
メーカー | Xiaomi | TECLAST | CHUWI |
ディスプレイ | 10.61インチ 2000×1200 | 10.4 インチ 2000×1200 | 10.51 インチ 1920×1200 |
SoC | MediaTek Helio G99 | Unisoc T616 | Unisoc T616 |
メモリ ストレージ | 3G/4G/6G 64GB/128GB | 8GB 128GB | 6 GB 128GB |
SDカード | 対応 | 1TBまで | 512MBまで |
ネットワーク | 非対応 | Dual SIM 4G LTE | Dual SIM 4G LTE |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz |
Widevine | L1 | L1 Netflix対象外 | L1 Netflix対象外 |
インターフェイス その他 | 18 W 高速充電 Bluetooth 5.3 LPDDR4X RAM + UFS 2.2 ストレージ Dolby Atmos®に対応 リフレッシュレート90Hz | USB Type-C 18W USB-PD急速充電 4スピーカー 12ヶ月保証 | USB Type-C イヤホンジャック 4スピーカー 12ヶ月保証 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
T40PRO
こちらの機種はT616にメモリ8GB、4スピーカー、急速充電、Widevine L1とRedmi Padよりメモリが多いのに価格が安いという特徴があります。
しかし多くの中華メーカーと同じようにWidevine L1でもNetflixだけは高画質再生ができません。
Netflixをみないのなら問題はないと思いますし、メモリはこちらのほうが多いのでメモリ不足でアプリが落ちたりすることも少ないと思います。
ブラウジングはRedmi Padのほうがリフレッシュレートも高く、SoCの性能も高いので快適ですから、自分の使い方が決め手になると思います。
Hipad Xpro
PD充電や近接センサーはないですが、T616搭載、WidevineL1を取得、4スピーカーというT40PROと似た性能です。
PD充電はないですが、なぜか充電は15W前後でできる不思議な仕様なので、違いがさらに少ないです。
Redmi Padのメリット・デメリット
メリット(良いところ)
- 顔認証
- Netflixの高画質再生対応のWidevine L1
- 販売店が多い
デメリット(悪いところ)
- 画面の色合いは多少青が強い
- メモリ3GBはやはりメモリ不足になりやすい
かなりよくまとまっているので、デメリットが少ないです。
Xiaomiのレベルの高さがうかがえます。
メリット(良いところ)
- 顔認証
- Netflixの高画質再生対応のWidevine L1
- 販売店が多い
顔認証
顔認証があるとかなり便利です。
顔認証が成功したらチェックマークもでるのでわかりやすいのもよかったです。
Netflixの高画質再生対応のWidevine L1
Netflixの高画質再生にも対応しているWidevine L1。
価格の安い機種ではWidevine L1となっていてアマゾンプライムビデオは高画質再生できても、NetflixではWidevine L3となり低画質再生しかできない機種も多いです。
しかし、Redmi padはNetflixでもWidevine L1を取得しています。
動画視聴機としてタブレットを探しているなら、このメリットは大きいです。
色合いも悪くないから動画視聴用にオススメだよ
購入する選択肢が多い
格安タブレットはいろいろなサイトで取り扱いされていても、割安な事が多いのはAmazonだったりします。
しかしRedmi PadはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでも取り扱いがあるのはもちろん、ポイントまで考えるとAmazon以外の選択肢もあるので自分の1番お得になるところで買えるのが大きなメリットです。
自分の経済圏のショップで買えるのは嬉しいよね
デメリット(悪いところ)
- 画面の色合いは多少青が強い
- メモリ3GBはやはりメモリ不足になりやすい
画面の色合いは多少青が強い
やはり上位機種のXiaomi Pad5やiPad proと比べたら見劣りします。
普段使いで気になるような質ではありませんが気になるような人は上位機種を選ぶべきです。
比べるから気になるだけで十分綺麗だよ
メモリ3GBはやはりメモリ不足になりやすい
いろんな機能があっても安いとはいえ、3GBではメモリ不足にはなりやすいです。
ブラウジングのタブを沢山開いたり、いろんなアプリを沢山起動させたりするとすぐになくなります。
予算が許すなら、4GBモデル、もしくはグローバル版の6GBをオススメします。
販売状況を調べました(執筆時)が6GBにはグローバル版と中華版のグローバルROMを焼いたものがありました。
ROM焼きをしている方が開封している分は安いですがデメリットがわかっている人が買うべきです。
充電器が国内で使えないだけで国内版と同じ未開封のグローバル版6GBがいいと思います。
3GBモデルは動画視聴用として割り切るといいかもね
いろいろ使いたいならメモリ6GBか4GBモデルを選ぼう!
Redmi Padの評価まとめ
Redmi PadはHelio G99を採用、リフレッシュレート90Hzの効果もありブラウジングなどの普段使いでは十分な性能、Dolby Atmos対応の4スピーカー、NetflixでもWidevine L1取得などエントリーモデルではまず採用されていない機能が沢山盛り込んである機種になります。
- ブラウジングでヌルヌル動いて欲しい
- スマホで聞いたことあるメーカーだと安心できる
- 音がスカスカなのは嫌
- 動画視聴は高画質視聴!
という「エントリーモデルに出来るだけ詰め込んでみた」みたいなのを実現したような機種になっていますので、エントリーモデルでも妥協は出来るだけしたくない人にRedmi Padは強くオススメしたい機種になっています。