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Hipad XproはCHUWIから発売された10.51インチのAndroidタブレットになります。
Hipad Xproはエントリークラスではありますが必要十分なスペックとエントリークラスを感じさせない快適な使用感が特徴のタブレットです。
この記事は今回Amazonで販売価格26,900円のところ、6,000円クーポンを適用し20,900円で購入できましたので、そのスペックと実際の使用感を詳しく解説しその魅力をお伝えします。
エントリークラスでは高めの性能を持つSoCであるUnisoc T616を採用。
不満のないブラウジング、快適な電子書籍、そして軽いゲームも普通に遊べます。
さらにアマゾンプライムビデオの高画質視聴もできるという沢山の機能を詰め込んだ機種になっています。
実際に使ってみるとエントリークラスのタブレットで不安になるブラウジングはサクサク、動画視聴はYouTubuで拡大したり次の動画にどんどん進めても快適でした。
電子書籍も見やすく「これで十分満足」と思える素晴らしい機種になっています。
そこまでお金をかけたくないけど快適に動画視聴やブラウジングができるタブレットを探している方、こども用に安くサクサク動くタブレットを探している方に強くオススメできる機種になっています。
Hipad Xpro スペック
メーカー | CHUWI |
発売時期 | 2023/1 |
本体サイズ(mm) 重量 | 246.4×161.51×7.3 約510g |
ディスプレイ | 1920×1200 |
SoC | Unisoc T616 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
SDカード | microSD 512MBまで |
バッテリー | 7000mAh |
OS | Android12 |
カメラ | リア13MP フロント5MP |
ネットワーク | Dual SIM 4G LTE |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz 802.11 ac/a/b/g/n |
Widevine | L1 Netflix L3 |
GPS | 対応 |
インターフェイス | USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック |
その他 | Bluetooth 5.0 4スピーカー 12ヶ月保証 |
引用 Amazon販売ページ
- Widevine L1とL3の違い
- Widevine L1に対応していると高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応していると低画質(SD)再生しかできません。
詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!
Hipad Xproの外観+付属品レビュー
外観
外箱は変な凹みはありませんが微妙にフィルムに破れがありました。
こういう中華タブレットではあるあるです。
背面は最近増えている金属でサラサラした仕上がり。
指紋が目立たないので扱いやすいです。
最初からフィルムが貼り付けてあります。
キズはつきにくく透明度の高いフィルムでした。
ただ滑りはそこまでいいわけではありませんが、タブレットのフィルム貼りは大変なので最初から貼り付けてあるのは嬉しいポイントです。
電源スイッチと音量スイッチは上部。
横持ちだと気になりませんが縦持ちだと手が当たるために向きを気にすることがあるかもしれません。
スピーカーは左右2つずつの4スピーカーです。
縦向きでも横向きでもステレオ再生になるので動画視聴のときに向きを気にしなくてよくなっていますし、ゲームのときに持ち方を気にしなくていいので扱いやすいです。
3.5mmイヤホンジャックも確認できます。
ワイヤレスイヤホンが普及していますが有線を使いたい人もいるので嬉しいポイントです。
SIMトレイはnanoSIM×2かnanoSIM+マイクロSDカードの排他利用タイプになります。
B5のノートとの大きさ比較です。
手に取ったときの大きさや重さの参考にしてください。
横幅はノートと同じくらいですが上下幅はノートより少し小さいくらいになります。
公称値は510gですが計測すると486g。
大学ノートは約130gですから4冊分より多少軽いくらいです。
付属品
SIMピンや5V/2Aの10W充電器がついてます。
付属しているものは最低限の充電器ですが後ほどの充電性能テストで15〜16Wで充電が可能なことがわかりました。
Hipad Xpro 性能レビュー
ディスプレイ品質 | 多少青い |
AnTuTu benchmark v9.5.7 | 249,647 |
PCMark for Andoroid | 7,891 |
Geekbench6 | シングル 444 マルチ 1,538 |
ブラウジング | 不満なし |
バッテリー性能 | 最低輝度 15時間59分 最高輝度 4時間58分 |
充電性能(9%→100%) | 151分 |
音量音質 | 音割れなし |
音楽ゲームのようなタイミングが重要なゲームはカクつきが気になるのでオススメしませんが、重いアクションは最低設定でカクつきながらもプレイはできました。
軽いゲームは快適にプレイできますから気にしなくて大丈夫です。
ブラウジングやYouTubuでは不満のない操作感ですし、音質もハイエンドには見劣りしますが動画視聴という使い方でしたら十分満足できます。
ディスプレイ品質
Android端末は寒色の青色が強い調整が多いので簡易的な調整で暖色に変えて使用しています。
動画視聴のときに人の顔色やキャラクターの肌の色で違和感があれば色がおかしいことが多いのですが、違和感を感じないくらいの品質になっています。
ベゼル幅は9.0mm。
広くも狭くもなく販売ページのイメージと違いすぎるというわけでもないので安心です。
SoC性能・ベンチマークテスト
このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。
SoCの解説記事はこちら
»SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!
AnTuTu(v9.5.7) | 249,647 |
PCMark for Andoroid | 7,891 |
Geek6 | シングル444 マルチ1,538 |
AnTuTuではT616はT618よりCPUとGPUが若干落ちていますが本当に僅かな違いです。
しかし両方並べると違いもほぼ感じられず、むしろわずかにスムーズなのはT616のような気がするくらいの違いがありました。
これは追従性の違い程度でしたのでメーカーのチューニングからくる違いかもしれません。
ブラウジングレビュー
ブラウジングでは不満のない性能になっています。
画像の表示速度はそれなりなのですが、指で操作をしたときの追従性が個人的に好みでした。
ブラウジングはタブレットでやりたい人も多いと思ってますので、ブラウジングが重たくないのは凄くいいと思います。
バッテリー性能テスト
PC MARK for Androidで計測しました。
最高輝度は4時間58分、最低輝度なら15時間59分もちました。
ゴロ寝使いのように輝度を低めの環境が予想されるならかなり長持ちしそうです。
充電性能テスト
標準的な5V/2Aの10W充電器です。
検証での充電器はAnkerの40W充電器を使用しています。
Ankerの40W充電器を使用してわかりましたが、どうやら充電は15W以上で充電できるようです。
高速充電器は付属していないので、高速充電をしたいのなら別途用意する必要があります。
今回使用した充電器とケーブルはこちらになります。
Ankerの充電器の速度で9%〜100%まで151分でしたので急速充電したいなら別途買い足すのがいいと思います。
再生品質・Widevineチェック
スマホでは高画質再生があたり前になっていますので、Widevineを気にしていないと思います。
しかしタブレットではWidevine L3のために高画質再生できない端末があったり、NetflixでWidevine L1を取得していないとNetflixで高画質再生ができなかったりといろいろな制約があるのです。
購入してから「思ってたのと違う」とならないように、ここではWidevineをDRM InfoとNetflixで確認していきます。
WidevineL1ですのでアマゾンプライムビデオの高画質再生ができます。
画面でHDの文字を確認しました。
もちろんYouTubuの高画質再生も可能です。
Hipad XproのWidevineをDRM InfoとNetflixで確認しました。
Security LevelのところがL1となっていますがNetflixのデジタル著作権管理のところではL3になってますので、Netflixでの高画質再生はできないです。
中華タブレットではNetflixの高画質再生非対応が多いのでNetflixを視聴したいのなら注意をしてください。
YouTube | 高画質 |
アマゾンプライムビデオ | 高画質 |
Netflix | 低画質 |
まとめると上記の表のようになります。
NetflixのWidevineはL3なので低画質再生となりますが、480pなので気にならないなら問題ありません。
Netflixも高画質再生できるタブレットをまとめて紹介している記事もありますので参考にしてください。
»Netflixの高画質再生ができるWidevine L1のタブレット4選【10〜11インチ】
- Widevine L1とL3の違い
- Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。
Widevineの概念について詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!
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音量音質レビュー
M2 iPad proと比較しました。
音は比較すると歌声などの中音が聴きとりやすい、悪く言えば低音や高音がわかりにくい感じです。
4スピーカーですから最大音量もiPadと同じくらいまででましたし、スピーカー4つで最大音量を出すという余裕からか音割れもありませんでした。
4スピーカーなのでゲーム中に手が覆いかぶさっても残りの2スピーカーの音が聞こえますので手の位置を気にしなくても大丈夫なのはいいところだと思います。
Hipad Xpro ゲームテスト
モンスターストライク | 快適 |
マリオカート | 快適 |
原神 | たまのカクつきを我慢できるなら |
プロセカ | クリア困難になりやすく不快 |
スペックから重たいゲームは苦手とはいってもプレイしてみないとわからない部分なので実際に検証しました。
原神もプロセカもカックカクというわけでもなく設定を落としていればたまにカクつくくらいの性能です。
原神をたまに触りたいくらいならいいと思いますが、プロセカはカクつきでクリア困難になったりしましたので音ゲーとゲームガチ勢にはオススメはできない結果になりました。
モンスターストライク
軽いゲームですから快適です。
タッチ切れもないですしGPSを使ったマルチも快適にできます。
友情コンボの演出遅延のようなこともありませんでしたし、モンスターストライクは快適に遊べると思います。
マリオカート
これも軽いゲームです。
引っかかりもなくストレスも感じないくらい快適です。
原神
デフォルト設定ですでに最低になっているくらい重たいゲームです。
たまにカクつきますが軽く遊ぶくらいなら普通にできます。
Twitterに原神でデイリーを少しやった動画の一部を載せてますので参考にしてください。
プロセカ
スライドノーツやクリティカルノーツなど1つなら目立ちませんが同時押しになると中継地点でカクつきが目立ちます。
カクつくと終点でミスをしやすくなり次のタップノーツなどもミスになりやすいです。
下手なのもありHyperくらいの難易度でカクついてクリア困難になりましたので、こういうシビアな音ゲーには不向きです。
Hipad Xpro ライバルとの比較
商品名 | Hipad xpro | IPlay50 | T40Pro | P40HD |
メーカー | CHUWI | ALLDOCUBE | TECLAST | TECLAST |
ディスプレイ | 10.51 インチ 1920×1200 | 10.4インチ 2000×1200 | 10.4 インチ 2000×1200 | 10.1 インチ 1920X1200 |
SoC | Unisoc T616 | Unisoc T618 | Unisoc T616 | Unisoc T606 |
メモリ ストレージ | 6 GB 128GB | 4/6GB 64/128GB | 8GB 128GB | 4GB 64GB |
SDカード | 512MBまで | 2TBまで | 1TBまで | 1TBまで |
ネットワーク | Dual SIM 4G LTE | Dual SIM 4G LTE | Dual SIM 4G LTE | Dual SIM 4G LTE |
Wi-Fi | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz |
Widevine | L1 Netflix対象外 | L3 | L1 Netflix対象外 | L1 Netflix対象外 |
インターフェイス その他 | USB Type-C イヤホンジャック 4スピーカー 12ヶ月保証 | USB Type-C イヤホンジャック 2スピーカー 充電5V/2A | USB Type-C 18W USB-PD急速充電 4スピーカー 12ヶ月保証 | USB Type-C イヤホンジャック |
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iplay50
SoCはT618ですからあまり違いはありませんがスピーカーの数、充電速度が大きく違います。
Hipad Xproはスピーカーが4つあるので手でスピーカーが塞がらないか気にしなくていいのは大きいメリットですし、音質もHipad Xproのほうが明らかにいいです。
カタログスペックではWidevineの違いくらいかと思いましたが使ってみると差額以上の付加価値の差を感じました。
レビュー記事や比較記事がありますので是非参考にしてください。
»【ALLDOCUBE iPlay50実機レビュー】メリットとデメリットを徹底解説!
»iPlay50とHipad Xproどちらがオススメ?実機を使って徹底比較!
T40Pro
Hipad Xproにさらに付加価値をつけたようなスペック。
ここまでの付加価値はコスパが悪くなっていきますが欲しい機能なら仕方ない機能です。
個人的な意見ですとエントリーモデルは価格も魅力ですから、そこそこの付加価値ならともかく、付加価値モリモリはなんのためのエントリーモデルかわからなくなるのでオススメし辛いところです。
レビュー記事や比較記事がありますので是非参考にしてください。
»【TECLAST T40Pro実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!
P40HD
Hipad Xproの処理能力を下げたようなスペックで価格をおさえているのかと思いましたが、本体の作りも価格をおさえているのがわかる品質でした。
操作感は快適性が気になりましたので同じ価格をおさえるにしてもiPlay50のように処理能力よりWidevineのような機能を削ぐ方が操作感に影響はないので好印象ですが、価格のおさえかたを処理能力で実現したのは評価できると思います。
レビュー記事や比較記事がありますので是非参考にしてください。
»【TECLAST P40HD実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!
Hipad Xproのメリット・デメリット
メリット(良いところ)
- アマゾンプライムビデオが高画質
- 4スピーカー
- 充電が速い
デメリット(良くなかったところ)
- Netflixが高画質視聴できない
- 電源、音量ボタン位置が縦持ちで下すぎる
価格以上の性能をみせているこの機種にもメリットもデメリットもあります。
ちゃんと把握したうえで購入を検討しましょう。
メリット(良いところ)
アマゾンプライムビデオが高画質
Netflixの高画質視聴ができないのは残念ですがWidevineL1ですからアマゾンプライムビデオの高画質視聴ができるのは嬉しいところ。
プライム会員は多いですからプライムビデオの高画質視聴ができるだけでもおおきなメリットです。
4スピーカー
スピーカーが4つもあるおかげで音割れもなく、持って使いやすくなっています。
音質も悪くないので不満なくゲームや動画視聴を楽しめます。
充電が速い
同梱されている充電器は10Wですが充電が15W以上で可能なのは電池容量が大きいタブレットでは大きなメリットです。
手持ちのテストでも20%から〇〇分で満充電できましたので嬉しいポイントです。
デメリット(良くなかったところ)
Netflixが高画質視聴できない
メリットでも上げましたがNetflixを高画質で視聴したい場合はデメリットになります。
高画質視聴がYouTubuやアマゾンプライムビデオだけでいい場合はデメリットになりません。
電源、音量ボタン位置が縦持ちで下すぎる
縦持ちでUSB-Cのところを下に向けると電源、音量が右側面下側にきます。
持ち方によりますが縦持ちでゲームやブラウジングをするときは電源ボタンを押してしまうストレスがあるかもしれません。
これは手が当たるなら縦持ちのときは逆さに持つか、押さないように気を遣うことになります。
筆者は今のところ押してしまうことはおきてはいませんし、横持ちがメインならあまり関係ないデメリットです。
Hipad Xproの評価まとめ
そこそこの性能と多くの機能が2万円前半で手に入るのがHipad Xproです。
原神やプロセカを快適にプレイしたい人やNetflixの高画質視聴をしたい人にはオススメできませんが、Netflixの高画質視聴をしなくて重たいゲームもしないけど安価な多機能タブレットを探してる人にオススメできます。
少々価格が高めのハイエンドチップを搭載している機種でもGPSがなかったりWi-Fi専用だったりすることが多いですが、Hipad Xproはナビとして使いたい人やテザリングで繋ぐのが面倒だからSIMをいれて使いたい人の要望にも応えられる多くの人にオススメしたい機種になっています。