【ODEA A10実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!

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【ODEA A10実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!

ODEA A10は手頃な価格で必要な機能をしっかり備えたエントリーモデルです。
「ODEA」は聞き慣れない方もいると思いますが、多くのタブレットなどの販売実績があるTECLASTのニューブランドとなっています。

このタブレットは1万円前半という価格帯ながら、動画視聴や日常使い十分な性能になっています。
特にNetflixやAmazonプライムビデオを高画質で楽しめるWidevine L1を取得しているのが大きな特徴です。

「手頃な価格でタブレットを探しているけれど、動画も楽しみたい」そんな方にぴったりの一台になっています。

ODEA A10はこんな人にオススメ

  • 手頃な価格で性能の良いタブレットを探している人
  • 動画配信サービスを高画質で楽しみたい人
  • 初めてタブレットを購入する方
  • 学習や読書に手軽に使いたい人

この記事ではODEA A10のスペックから実際の使用感まで詳しくレビューしていきます。
他にも同価格帯のタブレットと比較した情報も提供していますので、あなたに最適なタブレットを見つけるための参考にしていただけます。

他の機種が気になる方はこちらのまとめ記事も参考にしてください。
»【2024年版】実売2万円以下のタブレット7選!実機比較でオススメが見つかる
»【2024年版】Netflixの高画質再生ができるWidevine L1のタブレット6選

ODEA A10のスペック

メーカーODEA(TECLAST)
本体サイズ(mm)
重量
242 x 161 x 9.0
515g
ディスプレイ10.1インチ
1280×800
SoCUnisoc
T606
メモリ4GB
ストレージ128GB
SDカード1TBまで
バッテリー6000mAh
OSAndroid 14
カメラリア   5MP
フロント 2MP
ネットワーク非対応
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac
WidevineL1
(Netflix L1)
GPS非対応
インターフェイスUSB-C
イヤホンジャック
その他顔認証ロック解除
スピーカー内蔵
引用 Amazon販売ページ

ODEA A10の外観、同梱物レビュー

外観などのレビューをしていきます。
特に同梱物は公式に載ってないことも多いので参考にしてください。

外観

外観、重量を画像付きで紹介していきます。
ボタン配置、ボタンの大きさなど、いろいろ好みもあると思うので、参考にしてください。

正面・背面

ODEA A10 正面

インカメラは横持ちの状態で中央上部。
本体の色のおかげかベゼルはあまり太く見えません。

ODEA A10 背面

背面はかわいい色の外観です。
背面は樹脂ですが色のおかげで安っぽさを感じなくなっています

あかたん
あかたん

かわいい色なのがうれしいね。

側面

ODEA A10 側面

上側面にイヤホンジャックと電源ボタン、ボリュームボタン。
下側面にスピーカーが2つ、左側面にUSB-CとSDカード差込口があります。

この配置は格安タブレットによくみられる配置です。
側面もどうやら樹脂のようですが、背面や側面は色のおかげで高級感を感じられていいと思います。

重量

ODEA A10 重量計測

公称値は515gですが実測529gです。
500gを超えているので軽い部類ではありません
実際持ち比べても500g以下の機種より明らかに重量を感じます。

付属品

付属充電器の性能や、フィルムが貼り付け済みかチェックしていきます。

付属品・同梱充電器

充電器とUSB-A to Cのケーブルが同梱されています。
充電器にTECLASTの文字があり、さすがTECLASTのニューブランドと感じました。

フィルムチェック

フィルムは最初から貼り付け済みになっています。
少し端が浮いているようになっていますが、使いにくくはありません。

ODEA A10の性能レビュー

ディスプレイ品質1280×800
AnTuTuベンチマーク248,962
PCMark for Android6,572
Geekbench6シングル 375
マルチ 1,291
AnTuTuストレージテスト1回目 49,774
2回目 50,212
2回目 49,310
ブラウジング不快ではない
バッテリー性能最低輝度 17時間08分
最高輝度  5時間51分
充電性能197分(4%→100%)
音量・音質あまりいい音ではない
検証結果まとめ

ディスプレイ品質

SoC性能・ベンチマークテスト

このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。

SoCとは?
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。

SoCの解説記事はこちら
»SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!

「AnTuTuベンチマーク」「PCMark for Android」「Geekbench6」の3種類のベンチマークソフトで計測します。

機種名(SoC)AnTuTuPCMarkGeekbench6
ODEA A10
(Unisoc T606)
248,962
(V10.2.7)
6,572シングル 375
マルチ 1,291
iPlay50 Pro NFE
(Helio G99)
400,874
(V10.2.7)
8,906シングル 733
マルチ 2,026
Galaxy Tab A9+
(Snapdragon695)
444,034
(V10.0.6)
9,776シングル   904
マルチ 1,910
Redmi pad SE
(Snapdragon680)
300,365
(V10.0.7)
6,720シングル   413
マルチ 1,435
Hipad Xpro
(‎Unisoc T616)
249,647
(V9.5.7)
7,891シングル 444
マルチ 1,538
SoC性能比較表

各ベンチマークのスコアは上記の結果になりました。
T606はエントリークラスでは多く使われており、採用されている機種としては平均的なスコアになります。

AnTuTuはV10とV9のバージョンが変わるとスコアも大きく変わるので、比較するときはバージョンを揃えるか理解して比較するようにしましょう。
スコアと実際の使用感は異なるものですが参考にしてください。

ストレージテスト

ストレージの性能を3つのテストで測定します。
計測内容は以下の通りなので参考にしてください。

ストレージの性能を3つのテストで測定

Sequence Read:連続したデータを読み込む速度を測定します。
Sequence Write:連続したデータを書き込む速度を測定します。
Random Access:ランダムな場所からデータを読み取る速度を測定します。

機種名スコアSequence ReadSequence WriteRandomAccess
ODEA A10
テスト1回目
49,7741022.3MB/s740.7MB/s429.0MB/s
362.0MB/s
ODEA A10
テスト2回目
50,2121019.7MB/s746.3MB/s436.0MB/s
366.0MB/s
ODEA A10
テスト3回目
49,3101020.0MB/s748.7MB/s428.0MB/s
350.0MB/s
Redmi Pad SE16,338312.7MB/s239.3MB/s129.0MB/s
171.0MB/s
Xiaomi Pad647,9611748.7MB/s783.0MB/s302.0MB/s
261.0MB/s
ストレージテスト結果

表にまとめると上記の結果となりました。
何回計測してもハイミドルタブレットのXiaomi Pad6と同等の結果が出ました。

あおたん
あおたん

スコアが高くて驚きました。

ブラウジングレビュー

Chromeのアプリで操作感、表示速度などのレビューをします。

T606で十分ブラウジングは快適とまでは言えませんが十分可能だと感じました
ただ画面解像度が1280×800と少々荒いので、小さい字が滲んで見えます。
10インチに多い1920×1200の機種より見にくいという程度なので気にするほどではないです。

リフレッシュレートの解説はこちら
≫【初心者向け】タブレット端末のリフレッシュレートを簡単に解説!

電子書籍レビュー

電子書籍Kindleでの使い心地のレビューです。

不快になる引っかかりもなく快適。
少しくらい引っかかっても読書では気にはなりません。
しかし画面解像度が多少低めのため、字が細かい書籍では読みにくいかもしれません。
比べるから気になる程度なので、普段は気になるほどではありません。

いろいろな電子書籍アプリをまとめてますのでご一読ください。
»【2024年最新】おすすめマンガ電子書籍アプリ10選

バッテリーテスト

PCMark for Androidというアプリを使い、100%→20%になるまでの時間を最高輝度と最低輝度で計測します。

機種名最低輝度最高輝度
ODEA A1017時間08分5時間51分
iPlay50 Pro NFE17時間03分6時間51分
Redmi pad SE32時間24分8時間03分
バッテリーテスト比較表

充電性能テスト・充電時間テスト

AnTuTuベンチマークアプリで計測。
UGREEN45W充電器+CIO100Wケーブルを使用して計測します。

4%→100%で197分でした。

計測しましたが10Wの充電です。
10W充電で6000mAh前後の容量の機種では標準的ですが時間はそれなりにかかります

機種名充電性能バッテリー容量充電時間
ODEA A1010W6000mAh197分
(4%→100%)
iPlay50 Pro NFE18W6200mAh176分
(21%→100%)
Redmi pad SE18W8000mAh129分
(20%→100%)
バッテリーテスト比較表

多少価格差はありますが、エントリーモデル同士で比較するとどの程度かわかりやすいのではないでしょうか。

あかたん
あかたん

10Wが上限だとどうしても時間がかかっちゃうね。

Widevineチェック

Netflixなどを高画質再生するにはWidevineがL1である必要があります。
スマホではL1が当たり前でしたが、タブレットでは当たり前ではないので高画質再生をしたいのならL1のものを選びましょう。
ここではWidevineをDRM InfoというアプリとNetflixの再生仕様画面で確認していきます。

DRM InfoのSecurity LevelがL1、Netflixのデジタル著作権管理でもWidevine L1となっています。
これならアマゾンプライムビデオやNetflixで高画質視聴が可能です。

YouTube高画質
アマゾンプライムビデオ高画質
Netflix高画質
動画再生品質

再生品質をまとめると、上記の表の結果になりました。
Netflixの高画質にまで対応しているので、スマホなどのようにあたり前に高画質再生できるので安心です。

Netflixも高画質再生できるタブレットをまとめて紹介している記事もありますので参考にしてください。
»Netflixの高画質再生ができるWidevine L1のタブレット6選【10〜11インチ】

Widevine L1とL3の違い
Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。

Widevineの概念について詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!

外出先にもタブレットを!おすすめのモバイルルーター

外出先でもタブレットを使いたい方は、私が実際に使っている楽天モバイルのWi-Fiルーターがおすすめです。
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»おすすめのモバイルルーター5選
旧型のRakuten WiFi Pocket 2Cの実機レビュー記事
»Rakuten WiFi Pocket 2C レビュー

音量音質レビュー

芽衣ちょMEI-cho 繊細な花の涙

あまりいい音ではありません。
下側面にスピーカーがあるので、手持ちだと下から音が出ていることが気になりました。
しかしこのスピーカー配置はこの価格帯では多くなっています。

今回の音楽素材はXで繋がりのある「芽衣ちょ/MEI-cho」さんから使用しました。

ODEA A10のゲームテスト

プロセカと原神のプレイを試してみました。
T606はゲームをするような性能はないですが、実際はどうなのか気になっている方の参考になるかもしれません。
結果は結構厳しい印象です。
ものすごい軽いゲームなら大丈夫かもしれませんが、大丈夫なラインを探すくらいならゲーム以外をメインの用途で考えるのがいいのではないでしょうか。

プロセカ

プロセカをプレイするには厳しい印象です。
筆者はプロセカは多少やりますが、ODEA A10でやろうとは思わないくらいには重たい動きです。

あおたん
あおたん

さすがにゲーム向きの性能ではないね。

原神

原神はかなり重たいゲームです。
デフォルト設定は最低になっています。
フレームレートが30でもカタつくので60にするのは厳しいと感じました。
SoCがT606で原神は無理があるのでもう少し軽いゲームを選ぶことをすすめます。

ODEA A10のライバル比較

メーカー
機種名
ブラウジング動画視聴電子書籍画面サイズ
解像度
SoCメモリ
ストレージ
Widevine
(Netflix)
購入金額
(2024/9)
Amazon
販売ページ
Amazon
Fire HD 10
スペック以上に快適。解像度は十分だがChromeやEdgeが使えないことが弱点。Netflixやアマプラを1080pの高画質再生可能。YouTubeはアプリが非正規の可能性がある。Kindleを使っているなら問題なし。楽天KOBOなどはないので要確認。10.1インチ
1920×1200
MT81863GB
32/64GB
Widevine L1
(Netflix L1)
14,900円詳細を見る

ODEA
ODEA A10
T606なので少々重ため。画面解像度が低めなので細かい字が読みにくい可能性がある。拡大、縮小に多少もたつきがある。解像度不足でNetflixやアマプラは720pの解像度となる。好きな電子書籍アプリを選べる。解像度が低めなので細かい文字が多少滲んだようになる。10.1インチ
1280×800
Unisoc
T606
4GB (仮想8GB)
128GB
Widevine L1
(Netflix L1)
11,900円詳細を見る

Alphawolf
Alphawolf LPad1
T606なので少々重ため。画面解像度は十分で見やすい。拡大、縮小に多少もたつきがある。Netflixやアマプラを1080pの高画質再生可能。好きな電子書籍アプリを選べる。T606でもKindleも楽天KOBOも十分な動作。10.1インチ
1920×1200
Unisoc
T606
8GB (仮想4GB)
128GB
Widevine L1
(Netflix L1)
11,999円詳細を見る
ODEA A10のライバル比較

ここではODEA A10の価格やスペックからライバルになる機種を紹介、比較します。

他の機種が気になる方はこちらのまとめ記事も参考にしてください。
»【2024年版】実売2万円以下のタブレット7選!実機比較でオススメが見つかる

Alphawolf LPad1

T606を採用しているので日常的に十分使用できる性能です。
ディスプレイは1920×1200でWidevine L1なのでNetflixやアマプラなどを1080pの高画質で楽しむことができます。
外観に高級感はないですが価格のわりにスペックが高めの構成です。

Amazon Fire HD 10

Fire HD 10はAmazonから販売されているタブレットです。
OSがAndroidではないためGoogleプレイストアが使えないという欠点がありますが、操作性もよくAmazonのサービスをメインに使っている人にはかなりコスパのいい製品になっています。
Kindleも快適に動き、Widevine L1なのでNetflixなどで高画質な動画視聴も可能です。

Fire HD 10のレビュー記事はこちら。
»【2023年版】第13世代 Fire HD 10 実機レビュー

ODEA A10のメリット(良いところ)

メリット(良いところ)

  • きれいな外観
  • NetflixでもWidevine L1を取得

ODEA A10のメリットをそれぞれ解説していきます。

きれいな外観

ODEA A10の価格帯の外観には黒い樹脂のままの機種が多いですが、ODEA A10は同じ樹脂でも明るい緑色のボディです。
側面や背面は金属風の見た目となり、安っぽさを感じない仕上がりになっています。

NetflixでもWidevine L1を取得

タブレットを動画視聴の目的で購入する人は多いと思います。
NetflixでWidevine L1まで取得しているので、どの動画視聴アプリを選んでも1080pの高画質で視聴が可能です。
画質で悩まなくていいのは大きなメリットになります。

ODEA A10のデメリット(悪いところ)

デメリット(悪いところ)

  • 画面解像度が低め
  • 充電に時間がかかる

ODEA A10のデメリットをそれぞれ解説していきます。

画面解像度が低め

ODEA A10は1280×800と少々解像度が低いディスプレイです。
1080pの高画質を楽しむには1920×1080以上の解像度が必要なので、ODEA A10では720pの解像度になってしまいます。
Widevine L1の性能を最大限に生かせないのは非常に残念です。
しかし720pは動画が見辛い解像度ではないので、気にならないのならデメリットにはなりません。

充電に時間がかかる

価格帯を考えたら普通なのですが、充電速度は10Wと速くありません。
しかしバッテリーが6000mAhと多くはないのに少々かかっていたのが気になりました。

ODEA A10の評価まとめ

ODEA A10は手頃な価格帯ながらも、日常の使用には十分な性能を備えたエントリーモデルのタブレットです。
特にWidevine L1の取得しているので、NetflixやAmazonプライムビデオを高画質で楽しめる点が特徴です。
外観に鮮やかなカラーを採用し、安っぽさを感じさせない仕上がりとなっています。

一方で画面解像度が1280×800と少々低く動画や細かい文字の表示では若干見づらい部分もあるため、高解像度を重視する方にはやや物足りないかもしれません。
しかし価格を考慮すると十分に満足できる性能になっています。

このタブレットは初めてのタブレット購入を検討している方や動画視聴を主に楽しむ方、手頃な価格で基本的な機能を備えたタブレットを探している方におすすめです。
コストパフォーマンスに優れ日常的な用途には十分対応できるタブレットに仕上がっています。

さらに他のタブレットも比較検討したい方は、以下の関連記事もぜひ参考にしてください。
»【2024年版】実売2万円以下のタブレット7選!実機比較でオススメが見つかる
»【2024年版】Netflixの高画質再生ができるWidevine L1のタブレット6選

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