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Redmi Pad 2は、11インチ・2.5Kの解像度のディスプレイを採用したエントリーモデルのタブレットです。
今回SoC(CPU)にMediaTek Helio G100-Ultraを搭載し、旧機種のRedmi Pad SEより処理性能が向上。
加えて、最大90Hzのリフレッシュレートや9,000mAhの大容量バッテリーなど、日常利用で嬉しいポイントも強化されています。
まだAmazonや楽天などではRedmi Pad SEが販売されており「どちらを選ぶべきか」迷うことも多いのではないでしょうか。
この記事では、Redmi Pad 2のスペックや操作感を実機を使いながら検証。
スペック表では見えにくい気になるポイントや、体感できる性能まで丁寧に解説します。
Redmi Pad SEなどのエントリーモデルタブレットからの買い替えを考えている方や、品質のいいお手頃価格のタブレットを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
すでにRedmi PadやRedmi Pad SEのレビューをしております。参考にしてください。
»Redmi Pad 実機レビュー
»Redmi Pad SE 実機レビュー

Redmi Pad 2のスペック
メーカー | Xiaomi |
本体サイズ(mm) 重量 | 254.58×166.04×7.36 510g |
ディスプレイ | 11インチ 2560×1600 274ppi |
リフレッシュレート | 最大90Hz |
SoC | MediaTek Helio G100-Ultra |
メモリ | 4GB/6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB(8GBのみ) |
SDカード | 最大2TB |
バッテリー | 9,000mAh |
OS | Xiaomi HyperOS 2 |
カメラ | リア8MP フロント5MP |
ネットワーク | 4G(セルラー版のみ) |
Wi-Fi | 2.4 GHz/5 GHz |
Widevine | L1 (Netflix L1) |
GPS | 不明 |
インターフェイス | USB-C 3.5 mm ヘッドホンジャック |
その他 | 18W急速充電に対応 クアッドスピーカー 顔認証 Dolby Atmos®に対応 |
Redmi Pad 2の外観、同梱物レビュー
外観などのレビューをしていきます。
特に同梱物は公式に載ってないことも多いので参考にしてください。
外観
外観、重量を画像付きで紹介していきます。
ボタン配置、ボタンの大きさなど、いろいろ好みもあると思うので、参考にしてください。
正面・背面

ベゼルの太さはこの価格帯では十分細いと感じられます。
ハイエンドと比較比較すれば細くは見えませんが、エントリーモデルと考えれば十分です。
インカメラは横持ちの時に中央上部に来るようになっています。
Xiaomiのタブレットの配置は今までのシリーズから変わっていません。

背面のデザインはカメラがすっきりした印象。
張り出しも小さく、ケースなしであまりカタカタとしないのは珍しいです。
側面

Xiaomiのタブレット共通の配置(電源:左側面、ボリューム:上側面)になっています。
IPadと非常に似ていますが、この配置は個人的に1番使いやすい配置だと思っております。
イヤホンジャックは右側面に採用。
エントリーモデルによく採用されますが、これは嬉しい方はいるのではないでしょうか。
重量

公称値は510g 実測値517g
軽くはありませんが、重いというほどでもありません。
前モデルが500gなので、バッテリー増量分の重量アップなのかもしれません。
付属品

同梱されていた付属品について解説していきます。
付属品・同梱充電器

説明書、充電器、タイプA to Cのケーブルが入っていました。

同梱充電器の性能は15Wとなっており、そこまで性能は高くありません。
充電性能の公称値は18Wなので、18Wで充電したい方は別途購入をする必要があります。
Redmi Pad 2は9,000mAhのバッテリー容量なので、満充電までそこそこかかりそうなところは気になるかと思いますが、27%→100%で113分というまずまずの結果でした。
充電時間はバッテリー耐久テストの項にて計測結果を載せましたので参考にしてください。
フィルムチェック
フィルムは最初から貼り付けてありません。
Xiaomiのタブレットはいつも貼り付けていないので、フィルムが必要なら別途購入をしておくと良いでしょう。

Redmi Pad 2の性能レビュー
ディスプレイ品質 | 2560×1600 |
リフレッシュレート | 最大90Hz |
AnTuTuベンチマーク | 393,612 |
PCMark for Android | 9,680 |
Geekbench6 | シングル 723 マルチ 1,853 |
AnTuTuストレージテスト | 計測中 |
ブラウジング | 普通 |
バッテリー性能 | 最低輝度 最高輝度 8時間1分 |
充電性能 (UGREEN100W充電器使用時) | 17.2W |
音量・音質 | クアッドスピーカー |
Amazon販売ページ | 詳細を見る |
ディスプレイ解像度

2560×1600とエントリーモデルながら高精細のディスプレイを搭載しています。
寝るときに暗い室内で使うときにもまぶしくないですし、屋外で使う時にもかなり明るさを上げられるので非常に使いやすくなっていると感じられます。
色合いは上位機種のXiaomi Pad7と少し違う気がします。
最大の明るさが違うのもあるのかもしれません。
解像度の詳しい解説はこちら。
»【初心者必見】解像度の用途別の選び方を簡単に解説!
リフレッシュレート
リフレッシュレートはエントリーモデルなのに最大90Hz。
旧機種のRedmi Pad SEは、ブラウザによってリフレッシュレートが60Hzのものがあったり90Hzのものがあったりしていましたので、まずはRedmi Pad 2ではChromeブラウザだけはリフレッシュレートの確認をしました。
90Hz | Miブラウザー Brave Edge |
60Hz | Chrome YouTube |
結果は残念ながらChromeでは60Hzとなっていましたが、Edgeは90HzなのでEdgeを常用するのもいいかもしれません。
60Hzは劣っているようですが、iPadの無印などは60Hzなので「通常のスクロール」です。
リフレッシュレートは高いと電池の減りに影響しますので、一長一短の機能になっています。
リフレッシュレートの解説はこちら
»【初心者向け】タブレット端末のリフレッシュレートを簡単に解説!
SoC性能・ベンチマークテスト
このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。
SoCの解説記事はこちら
»SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!

MediaTek Helio G100-Ultraを採用しており、ベンチマークの結果は上記の結果になりました。
エントリーモデルとしては十分な性能。
旧機種や他のエントリーモデルと比較すると、十分な性能に進化しているのがわかると思います。
Helio G100-UltraはHelio G99の後継にあたります。
エントリーモデルは「Helio G99くらいの性能があると満足できる」と感じていたので、Redmi Pad 2の性能は満足です。
以下に比較として近い性能の機種のベンチマークを掲載します。
機種名(SoC) | AnTuTu | PCMark | Geek6 |
Redmi Pad 2 (Helio G100-Ultra) | 393,612 (V10.5.1) | 9,680 | シングル 723 マルチ 1,853 |
Redmi pad SE (Snapdragon680) | 300,365 (V10.0.7) | 6,720 | シングル 413 マルチ 1,435 |
iPlay50 Pro NFE (Helio G99) | 400,874 (V10.2.7) | 8,906 | シングル 733 マルチ 2,026 |
ストレージテスト

機種名 | スコア | Sequence Read | Sequence Write | RandomAccess |
Redmi Pad 2 | 48,184 | 993.3MB/s | 510.3MB/s | 328.0MB/s 288.0MB/s |
Redmi Pad SE | 16,338 | 312.7MB/s | 239.3MB/s | 129.0MB/s 171.0MB/s |
Redmi Pad 2のスコアはRedmi pad SEと比較して3倍近くに上がっています。
体感しにくいところですが、数値で進化を確認できました。
ストレージの性能を3つのテストで測定
Sequence Read:連続したデータを読み込む速度を測定します。
Sequence Write:連続したデータを書き込む速度を測定します。
Random Access:ランダムな場所からデータを読み取る速度を測定します。
ブラウジングレビュー
Chromeのアプリで操作感、表示速度などのレビューをします。

操作感はスムーズで表示方向を縦、横に切り替えてもスムーズ。
ゲームをしないならエントリーモデルで十分かもしれないと思わせる出来になっています。
リフレッシュレートの項でも説明しましたが、Redmi pad 2でもRedmi pad SEのようにブラウザによって、リフレッシュレートが違います。
90Hz | Miブラウザー Brave Edge |
60Hz | Chrome YouTube |
バッテリー耐久テスト
PCMark for Androidというアプリを使い、100%→20%になるまでの時間を最高輝度と最低輝度で計測します。
バッテリー容量が9,000mAhと11インチクラスでは非常に大きく、エントリーモデルの電池消費量はハイエンドより控えめなことが多いので期待がもてます。
【画像】
機種名 | 最低輝度 | 最高輝度 |
Redmi pad 2 | 計測中 | 8時間1分 |
Redmi pad SE | 32時間24分 | 8時間3分 |
バッテリーは大きくなりましたが、使用時間にあまり差はないようです。
性能向上すると短くなることが多いので、これは嬉しい結果になりました。
充電性能テスト・充電時間テスト
AnTuTuベンチマークアプリで計測。
UGREEN100Wモバイルバッテリー+UGREEN100Wケーブルを使用して計測。
充電性能テスト

Redmi Pad 2に付属している充電器の性能は15Wとなっています。
公式では18Wまで対応となっており、計測では17Wと公称値に近い値です。
ここは前モデルと同じ性能になっています。
充電時間テスト

27%→100%で113分。
18Wで充電をしましたが、予想より短い時間で充電が完了しました。
Widevineチェック
WidevineはDRM InfoとNetflixの再生管理画面でチェックをします。

DRM InfoのSecurity LevelがL1、Netflixのデジタル著作権管理でもWidevine L1となっています。
これならアマゾンプライムビデオやNetflixで高画質再生が可能です。
YouTube | 高画質 |
アマゾンプライムビデオ | 高画質 |
Netflix | 高画質 |
再生品質をまとめると、上記の表の結果になりました。
Netflixの高画質にまで対応しているので、スマホなどのようにあたり前に高画質再生できるので安心です。
- Widevine L1とL3の違い
- Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。
Widevineの概念について詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!
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Rakuten WiFi Pocket Platinumの実機レビュー記事を参考にしてください。
»Rakuten WiFi Pocket Platinum レビュー
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音量音質レビュー
中音が聞きやすい印象。
高音や低音は目立つわけではないので動画視聴などがしやすいと感じました。

Redmi Pad 2のゲームテスト

- 雀魂
- 原神
Helio G100-Ultraで、雀魂と原神がどの程度動くのかを見ていきます。
雀魂

「高画質モード」でプレイします。

東場まわしで二局ほどプレイしましたが、とても快適です。
反応もよく、いつまでも遊んでしまいそうなくらいに楽しめました。
原神

デフォルトの設定は「最低」になっています。
しかしフレームレートは60に設定できるようなので60に変更。
多少マシな操作感になりました。

戦闘ではかなり無理があります。
走りまわるくらいならそこまで気になりませんが、戦闘になるとカタカタすぎて「ゲームとして楽しむのは厳しい」です。
Redmi Pad 2のライバル比較
ここではRedmi Pad 2の価格やスペックからライバルになる機種を紹介、比較します。
ALLDOCUBE iPlay 50 Pro NFE
ALLDOCUBE iPlay50 Pro NFEは2万円以下でHelio G99を採用したかなり快適な使用感のタブレットになります。
解像度2000×1200でWidevine L1で動画の高画質再生が可能です。
基本的な機能はライバルと同等ですが、操作性の肝になるSoCの性能が高めという非常に魅力的な性能になっています。
iPlay 50 Pro NFEはレビュー済みなので参考にしてください。
»ALLDOCUBE iPlay 50 Pro NFE 実機レビュー
Redmi Pad SE
現在(2025年7月)もAmazonで販売中。
旧機種になりましたが、価格を下げて販売されています。
Redmi Pad 2同じように90Hzのリフレッシュレートは対応アプリがやや少ないなどの制限がありますが、Widevine L1認証によるNetflixの高画質再生だけではなく使い慣れたChromeなどでのブラウジングも十分できる性能です。
初めてのタブレットにもオススメしたい性能と価格になっています。
Xiaomi Redmi pad SEはレビュー済みなので参考にしてください。
»Xiaomi Redmi pad SE 実機レビュー
Redmi Pad 2のメリット(良いところ)
- Helio G100-Ultraの採用
- 画面解像度が2560×1600にアップ
- メモリ量やセルラー版など選択肢が多い
Redmi Pad 2のメリットをそれぞれ解説していきます。
Helio G100-Ultraの採用
エントリーモデルではありますが十分な性能アップをしております。
AnTuTuで前モデルから10万の上昇ではありますが、前モデルから1.3倍以上の性能。
エントリーモデルではこの程度でも大きな違いになります。
画面解像度が2560×1600にアップ
2560×1600という前モデルの1920×1200から大幅に改善。
この解像度ならホームのアプリのアイコンですらきれいに見えます。
メモリ量やセルラー版など選択肢が多い
Redmi Pad 2はメモリが4GB、6GB、8GBと抱負でストレージも8GBなら256GBになります。
さらにセルラー版もあり選択肢が非常に多くなっています。
Redmi Pad 2のデメリット(悪いところ)
- リフレッシュレート問題
- 4GB128GB以外は高め
Redmi Pad 2のデメリットをそれぞれ解説していきます。
リフレッシュレート問題
なぜかブラウザによって60Hzと90Hzの問題があります。
Redmi Pad SEほどではないにしろChromeが60Hzになるのは残念。
正確にはChromeというよりGoogleのアプリで60Hzが多い気がします。
旧機種では本当に90Hzが少なくがっかりしましたが、Redmi Pad 2ではEdgeなどの有名ブラウザは90Hzとなっていました。
4GB128GB以外は高め
6GB128GBは29,980円、8GB256GBですと34,980円になります。
この価格帯までいくとセール時のXiaomi POCO Padがライバルになるのではないでしょうか。
せっかくエントリーモデルで盛っても、肝心のSoC(CPU)が価格に対して弱く感じてしまします。
セール時の価格を視野に、上位機種の最小構成を狙うのもいいのではないでしょうか。
まとめ|Redmi Pad 2はコスパ重視で選びたいエントリーモデル
Redmi Pad 2は、11インチの高精細ディスプレイとHelio G100-Ultra搭載により、前モデルから確実に進化したエントリーモデルです。
動画視聴やブラウジングなど、日常使いにおいては不自由なく快適に楽しめる性能を備えています。
一部のアプリでリフレッシュレートに差がある点や、上位モデルとの価格差が小さい点には注意が必要ですが、最小構成ならコストパフォーマンスは非常に良好です。
軽めの用途に割り切って使うなら、十分満足できる一台といえるでしょう。
