【第13世代 Fire HD 10 実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!【2023年版】

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【第13世代 Fire HD 10 実機レビュー】スペックと実際の使用感を徹底解説!【2023年版】

2023年に登場した第13世代Fire HD 10は低価格でありながら軽快な動作と軽量かつ丈夫な設計となっています。
10.1インチの大きな画面は1920 x 1200のフルHDとなっているので、動画や漫画などの電子書籍を十分楽しむこともできます。
ストレージが少なく感じますが、SDカードに対応。
また、最大13時間のバッテリー持続力なので、外出先で電池不足で困ることもなくなるでしょう。

  • NetflixでWidevineL1を取得
  • エントリーモデルなのにキビキビ動く
  • セールが多く低価格で購入可能

という15000円前後で購入できる機種では珍しい特徴となっています。

この機種は動画専用やKindleの(電子書籍)ような使い方を割り切るなど、使い方が決まっている人にかなりオススメです。
この記事では2023年版の第13世代Fire HD 10を実際に使ったレビューになるので購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

Fire HD 10がオススメな人

  • Netflixなどを高画質で楽しみたい
  • Kindleで電子書籍を楽しみたい
  • 安くタブレットを試したい
あおたん
あおたん

Fire HD 10を初めて購入したのでレビューしていきます。

あかたん
あかたん

X(旧Twitter)でも情報発信をしてるので、よろしくお願いします。

さらに他のタブレットも比較検討したい方は、以下の関連記事もぜひ参考にしてください。
»【2024年版】実売2万円以下のタブレット7選!実機比較でオススメが見つかる
»【2024年版】Netflixの高画質再生ができるWidevine L1のタブレット6選

Fire HD 10のスペック

メーカーAmazon
本体サイズ(mm)
重量
246 x 165 x 8.6mm
434g
ディスプレイ10.1インチ 1920 x 1200
SoC8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz)
MT8186
メモリ3GB
ストレージ32/64GB
SDカード最大1T
バッテリー最大13時間
OSFire OS
カメラリア   5MP
フロント 5MP
ネットワーク非対応
Wi-Fiデュアルバンド802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fi 6 (802.11 ax)非対応
WidevineL1(Netflix L1)
GPS非対応
インターフェイスUSB 2.0
イヤホンジャック
その他Dolby Atmosデュアルスピーカー
引用 Amazon販売ページ

Fire HD 10の外観、同梱物レビュー

外観などのレビューをしていきます。
特に同梱物は公式に載ってないことも多いので参考にしてください。

外観

外観、重量を画像付きで紹介していきます。
ボタン配置、ボタンの大きさなど、いろいろ好みもあると思うので、参考にしてください。

正面・背面


エントリーモデルのタブレットならこのベゼル太さは標準的なくらいですが、上位機種を見慣れていると少し太く感じるかもしれません。

背面のカメラは非常に小さく、出っ張りも小さいので好印象。
こういう余計なところにコストをかけないところは素晴らしい判断だと思います。

側面


上側面にスピーカー。
右側面に電源、ボリューム、イヤホンジャック、充電用タイプC端子があります。

重量

公称値は434g 実測値432g
500g以下なら重たくは感じませんし、他社の有名タブレットのXiaomi Pad6(490g)やRedmi Pad SE(478g)と比較して、非常に軽い部類です。

付属品

充電器・ケーブル・説明書がはいっていました。
付属品の性能を詳しく見ていきましょう。

付属品・同梱充電器

充電器は5.2V1.8Aの9.0Wになっています。
ケーブルはタイプA to Cになります。

検証では9W以上で充電できたので別途用意するのもいいかもしれません。

フィルムチェック

フィルムは貼ってありません
フィルムが欲しい方は、別途購入しましょう。

Fire HD 10の性能レビュー

ディスプレイ品質きれい
Geekbench5シングル 520
マルチ 1,530
ブラウジング普通
充電性能実測14W
音量・音質音割れなし
音量は十分
Amazonで
詳細を確認

ディスプレイ品質

ここではフリー素材の風景と人物の画像を上位機種と比較していきます。

1920×1080なので標準的なディスプレイです。
エントリーモデルには画面が青く見える物が多くありますがFire HD 10は空や草木が映える色使いの画面となっています。
これならフルHDでYouTubeやNetflixを十分楽しむことができそうです。

SoC性能・ベンチマークテスト

このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。

SoCとは?
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。

SoCの解説記事はこちら
»SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!

アプリストアのAnTuTuはバージョンがかなり古く、正規アプリなのか確認が取れないのでGEEK5を使って測定していきます。

機種名(SoC)AnTuTuPCMarkGeekbench6
Fire HD 10
(MT8186)
未計測未計測シングル 520
マルチ 1,530
(Geekbench5)
ODEA A10
(Unisoc T606)
248,962
(V10.2.7)
6,572シングル 375
マルチ 1,291
Redmi pad SE
(Snapdragon680)
300,365
(V10.0.7)
6,720シングル   413
マルチ 1,435
Hipad Xpro
(‎Unisoc T616)
249,647
(V9.5.7)
7,891シングル 444
マルチ 1,538
SoC性能比較表

性能はSnapdragon720G以下と出ていました。
上記の近い価格帯のエントリーモデルのベンチマークスコアと比較するとわかりやすいと思うので参考にしてください。
実際に動かしていてスマホの720G採用機種と同等程度の動きはするので、操作がしにくいということはないと感じます。

ブラウジングレビュー

デフォルトのブラウザアプリで操作感、表示速度などのレビューをします。
比較機種はXiaomi Pad6(ハイミドル)です。

表示速度や滑らかさではXiaomi Pad6(右)のほうがスムーズですが、Fire HD 10(左)はエントリーモデルなのに検討しているのがわかるのではないでしょうか?
ただ、ChromeやSafari、Edgeなどの有名なブラウザアプリがないのでブラウザにこだわる人がブラウジングメインで使うために購入することはオススメはしていません。

あおたん
あおたん

X(旧Twitter)で長めのブラウジング動画をアップしたから、再生できないときはこちらをみてね

充電性能テスト

UGREEN45W充電器+CIO100Wケーブルを使用しています。

14W前後で充電されていました。
エントリーモデルなら十分な性能ですので、別途充電器を買う価値もあるのではないでしょうか。

動画再生品質・Widevineチェック

Netflixなどを高画質再生するにはWidevineがL1である必要があります。
スマホではL1が当たり前でしたが、タブレットでは当たり前ではないので高画質再生をしたいのならL1のものを選びましょう。
WidevineはNetflixの再生管理画面とAmazon Prime Videoを再生して「HD」の文字が標示されるかでチェックをします。

Netflixのデジタル著作権管理ではWidevine L1となっています。
これならアマゾンプライムビデオやNetflixで高画質視聴が可能です。

NetflixはSDカードにダウンロードができるのを確認できました。
SDカードにダウンロード出来ない機種があるので心配していましたが大丈夫なようです。

アマゾンプライムビデオの再生画面でも確認しましたが、画面にHDの文字を確認できました。

YouTube高画質
アマゾンプライムビデオ高画質
Netflix高画質
動画再生品質

上記の表のような結果になりました。
Fire HD 10はNetflixの高画質にまで対応しているので、スマホなどのようにあたり前に高画質再生できるので安心です。

あかたん
あかたん

Fire HD 10はNetflixまで高画質再生可能だから安心だね

Widevine L1とL3の違い
Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。

Widevineの概念について詳しくはこちら。
»【初心者向け】Widevineを簡単に解説!

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おすすめモバイルルーターをまとめた
»おすすめのモバイルルーター5選
旧型のRakuten WiFi Pocket 2Cの実機レビュー記事
»Rakuten WiFi Pocket 2C レビュー

音量・音質レビュー

今回はXiaomi Pad6とiPad Proを横に置いて比較します。
やはりFire HD 10は2スピーカーなので違和感や物足りなさはありますが、音質が悪いようには聞こえません
最大音量は大きすぎず、音割れもないので2スピーカーの違和感が気にならないなら悪くない音質かと感じました。
スピーカーの数の物足りなさが割り切れるなら十分な性能です。

Fire HD 10のライバル比較

メーカー
機種名
本体サイズ(mm)
重量
画面サイズ
解像度
SoCメモリ
ストレージ
SDカードバッテリーOSカメラモバイル
ネットワーク
Wi-FiWidevineGPSインターフェイスその他Amazon
販売ページ
Amazon
Fire HD 10
246mm x 164.8mm x 8.6mm
434g
10.1インチ
1920×1200
MT81863GB
32/64GB
1TBまで最大13時間使用可能Fire OSリア   5MP
フロント 5MP
非対応2.4 GHz/5 GHz
(Wi-Fi 6非対応)
Widevine L1
(Netflix L1)
Wi-Fi経由USB-C(2.0)
イヤホンジャック
Alexa対応詳細を見る

Xiaomi
Redmi Pad SE
255.53mm×167.08mm×7.36mm
478g
11インチ
1920×1200
Qualcomm®
Snapdragon™ 680
4GB/6GB
128GB
最大1TB8,000mAhMIUI 14 for Pad
Android 13
リア8MP
フロント5MP
非対応2.4 GHz/5 GHzWidevine L1
(Netflix L1)
非対応USB-C
イヤホンジャック
リフレッシュレート:90 Hz
ハイレゾオーディオ
Bluetooth 5.0
顔認証
Dolby Atmos®
詳細を見る
ALLDOCUBE
iPlay 50 Pro NFE
248mm x 158mm x 8.4mm
466g
10.36インチ
2000×1200
Helio G99
(MT6789)
8GB
128GB
2TBまで6000mAhAndroid 13リア   8MP
フロント 5MP
4G LTE2.4 GHz/5 GHzWidevine L1
(Netflix L1)
GPS, Beidou, Galileo, GlonassUSB-C
イヤホンジャック
OTG対応
指紋認証
顔認証非対応
詳細を見る
画像をクリックで解説ページへ飛びます

ここではFire HD 10の価格やスペックからライバルになる機種を紹介、比較します。

Fire HD 10のライバルになる実売1~2万円のタブレットの実機比較した記事も参考にしてください。
»【2024年版】実売2万円以下のタブレット7選!実機比較でオススメが見つかる

Redmi Pad SE

エントリーモデルに分類されます。
ちゃんと動く性能をしながら2万円前半という価格でライバルになると考えています。

90Hzのリフレッシュレートは対応アプリがやや少ないなどの制限がありますが、Widevine L1認証によるNetflixの高画質再生だけではなく使い慣れたChromeなどでのブラウジングも十分できる性能です。
初めてのタブレットにもオススメしたい性能と価格になっています。

ALLDOCUBE iPlay 50 Pro NFE

ALLDOCUBE iPlay50 Pro NFEは2万円以下でHelio G99を採用したかなり快適な使用感のタブレットになります。
解像度2000×1200でWidevine L1で動画の高画質再生が可能です。
基本的な機能はライバルと同等ですが、操作性の肝になるSoCの性能が高めという非常に魅力的な性能になっています。

Fire HD 10のメリット・デメリット

Fire HD 10のメリット・デメリット
動きが軽い
セールが頻繁にある
NetflixでもWidevine L1取得
セール以外では買いにくい
ストレージが小さい

Fire HD 10で感じたメリットとデメリットを解説していきます。

メリット(良いところ)

メリット(良いところ)

  • 動きが軽い
  • セールが頻繁にある
  • NetflixでもWidevine L1取得

動きが軽い

性能は高くないのにスペック以上の軽い動きをします。
とくにブラウジングや電子書籍の動き、画面回転の軽さには驚きです。

セールが頻繁にある

執筆時点(2024年2月末)で、今年だけでも3回もセールがおこなわれています。
最安では13980円なので最近の14980円は1000円高いですが、それでも格安で購入できる機会が頻繁にあるのは嬉しいかぎりです。

NetflixでもWidevine L1取得

タブレットを動画視聴の目的で購入する人は多いと思います。
NetflixではWidevine L1まで取得しているので、どの動画視聴アプリを選んでも高画質で視聴可能です。
画質で悩まなくていいのは大きなメリットです。

デメリット(悪いところ)

デメリット(悪いところ)

  • セール以外では買いにくい
  • ストレージが小さい

セール以外では買いにくい

メリットで「セールが頻繁にある」としましたが、逆にそれはデメリットにもなり、セール以外では割高感を感じてしまうので買いにくいと感じます。
しかしセールではまず対象商品になるので、Amazonのセールでは要確認しましょう。

ストレージの容量が少ない

ストレージが32/64GBの構成なので、そのままでは沢山のアプリを入れるような使い方は苦手と感じました。
しかし動画や画像だけではなくアプリもSDカードに入れられるので、大きめのSDカードを使ってストレージを気にしない使い方などをすれば、ストレージの容量が少ないデメリットは気にならなくなります。

Fire HD 10の評価まとめ

Fire HD 10は低価格ながらスペック以上に軽快なブラウジングや電子書籍、動画視聴を楽しめる機種になります。

Widevine L1なので動画は高画質再生が可能になり、SDカードにダウンロードすることも可能です。
一方でストレージ容量は少なく感じますが、最大1TのSDカードが使用できることによってある程度解決できています。

Fire HD 10がオススメの方

  • 格安でタブレットを手に入れたい
  • Amazon Prime VideoやNetflixをよく視聴する
  • 電子書籍はKindleがメイン

このような方には「大きな失敗しない優良機種だよ」とおすすめできる機種となっています。

さらに他のタブレットも比較検討したい方は、以下の関連記事もぜひ参考にしてください。
»【2024年版】実売2万円以下のタブレット7選!実機比較でオススメが見つかる
»【2024年版】Netflixの高画質再生ができるWidevine L1のタブレット6選

コメント一覧

キン

青丹様

初めまして、minisforum宣伝部のキンと申します。

ブログに掲載している製品レビューをご拝見させていただきました。
とてもわかりやすくて、細かく書いていています。そして他社との対比までもありますので、とても素晴らしいレビューだと思います。
よって、弊社は今までミニPCをメインで販売してきましたが、4月か5月ごろにタブレットの販売を開始する予定となっております。
そのため、ぜひ青丹様に実機のレビューをご依頼したいのですが、いかかがでしょうか。

商品予告ページは以下となります。
https://www.minisforum.com/page/v3/index.html?lang=en

もし興味がございましたらメールでご連絡いただいたら幸いです。

何卒宜しくお願い致します。

キン

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