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Galaxy Tab S11の特徴
- ハイエンドSoCのDimensity 9400+で常に快適
- 発色のよい有機ELディスプレイ
- 書き心地のいいSペン
- 「原神」も高設定で余裕の動作
- 案外少ない防水防塵仕様
Samsungから待望の最新ハイエンドタブレット「Galaxy Tab S11」が登場。ハイエンドSoCのDimensity 9400+を搭載し、タブレットに求められるあらゆる機能を詰め込み、どんな操作も快適なタブレットです。
この記事ではGalaxy Tab S11を実際に使用して、外観や付属品、ベンチマークスコアだけではなく使用感までを徹底的にレビューします。ぜひ、あなたのタブレット選びの参考にしてください。

Galaxy Tab S11のスペック
メーカー | Samsung |
本体サイズ(mm) | 165.3 x 253.8 x 5.5 |
重量 | 469g |
ディスプレイ | 11インチ 2560×1600 |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
SoC | MediaTek MT6991 Dimensity 9400+ |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 128/256/512GB |
SDカード | 最大2T |
バッテリー | 8,400mAh |
OS | Android |
カメラ | リア 13MP フロント 12MP |
ネットワーク | なし |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz+5GHz+6GHz, HE160, MIMO, 1024-QAM |
Widevine | L1 (Netflix L1) |
GPS | GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS |
その他 | 新型Sペン IP68(防水防塵) Wi-Fi 6E |
Galaxy Tab S11の外観、同梱物レビュー
外観などのレビューをしていきます。
特に同梱物は公式に載ってないことも多いので参考にしてください。
外観
外観、重量を画像付きで紹介していきます。
ボタン配置、ボタンの大きさなど、いろいろ好みもあると思うので、参考にしてください。
正面・背面

ディスプレイサイズは11インチとなっており、非常に使いやすいサイズです。ベゼルは細すぎず、持った時に誤反応をしにくい太さになっています。

アウトカメラは小さく、張り出しも小さいものとなっています。最近では少なくなり始めたアンテナラインが背面から確認可能です。
側面

電源ボタンとボリュームボタンが横並びの配置。iPadやXiaomiの配置(電源:左側面、ボリューム:上側面)に慣れているので、少々違和感があります。
上側面にはSDカードスロット。最近のハイエンドでは珍しいですが、これで動画などのダウンロードが気兼ねなくでします。
重量

本体の重量の公称値は469gですが実測値468gとなっています。

Sペンの重量は8gになっていました。
実際に持つと少々軽く感じます。詳しくはSペンの項で解説しているので、気になる方は参考にしてください。
今回Galaxy Tab S10 Liteもレビュー用に購入しましたが、持ち比べると重量の差がわかるくらいには違います。
参考にXiaomi Pad 7やGalaxy Tab S10 Liteの実測値を掲載します。
機種名 | 重量(実測値) |
Galaxy Tab S11 | 468g |
Xiaomi Pad 7 | 498g |
Galaxy Tab S10 Lite | 524g |
付属品

同梱されていた付属品について解説していきます。
Sペン
ここでは付属品のSペンについて簡単にレビューします。
外観

Galaxy Tab S11にはSペンが付属。形状が六角形になっていて転がりにくくなっています。
Apple Pencilと比較すると長さが短く、太さは細いものとなるので、握り心地が通常の鉛筆より細く感じるかもしれません。

実際に持つとこれくらいのサイズ感です。
筆者の手は大きくはないですが、それでも少々小さめに見えます。重量は8gと軽めの重量になっており、計測結果画像は重量の項に載せています。
Sペンの取付位置

Sペンは側面に張り付けるようになっています。
今までのGalaxy TabのSペンは背面に張り付けていましたが、iPadのような側面に張り付けるようになって使いやすくなったのではないでしょうか。
充電器
充電器は付属品として入っていません。
公式の充電器(45W Power Adapter [EP-T4511])は、Amazonにもありますが少々高額です。純正にこだわらないのであれば、UGREENやAnker、エレコムなどから45W以上の充電器を選ぶといいでしょう。
フィルムチェック
フィルムは貼り付けてありません。フィルムが必要なら購入するときに、別途購入をする必要があります。

Galaxy Tab S11の性能レビュー
ディスプレイ品質 | 2560×1600 |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
AnTuTuベンチマーク | 2,051,900 |
PCMark for Android | 17,896 |
Geekbench6 | シングル 2,551 マルチ 8,009 |
AnTuTuストレージテスト | 193,416 |
ブラウジング | とても快適 |
バッテリー性能 | アプリが機能しないため中止 |
充電性能実測 (UGREEN100W充電器使用時) | 41.11W |
音量・音質 | クアッドスピーカー |
Amazon販売ページ | 詳細を見る |
ディスプレイ解像度・色合い
ディスプレイ解像度や色合いをレビューします。Xiaomi Pad 7 Proとの画像を比較して違いを見ていきます。
ディスプレイ解像度・色合いレビュー

2560×1600のディスプレイを採用し、非常にきれいなディスプレイです。有機ELらしいきれいな発色をしており、非常に明るくできるので日差しのあたる屋外でも問題なく使用可能。2560×1600も解像度があるので、文字などの粗さも感じません。
以下に有名なタブレットの解像度を掲載します。iPad Air11インチと同等と聞けば十分な解像度なのがわかると思います。
機種名 | 解像度 |
Galaxy Tab S11 | 2560×1600 |
Xiaomi Pad 7 | 3200×2136 |
iPad Air(11インチ) | 2360×1640 |
Galaxy Tab S11・Xiaomi Pad 7 Pro比較
Xiaomi Pad 7 Proとのディスプレイの比較をしていきます。

比較すると有機ELならではの引き締まった黒や発色のよさを実感できます。Xiaomi Pad 7のほうが解像度は高いのですが、正直ほとんどわかりません。
リフレッシュレート

リフレッシュレートは最大120Hz。120Hzもあればスムーズで快適な動きを体験できます。
リフレッシュレートの解説はこちら
→【初心者向け】タブレット端末のリフレッシュレートを簡単に解説!
SoC性能・ベンチマークテスト
このテストでは、SoC(システム・オン・チップ)の性能を評価します。
SoCはタブレットやスマートフォンの脳のようなもので、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、通信機能などを一つのチップに統合したものです。
この一つのチップが、デバイスのスピードや効率、消費電力を大きく左右します。
SoCの解説記事はこちら
→SoCとは?タブレットとスマートフォンの性能を支えるチップを解説!

SoCはMediaTekのMT6991(Dimensity9400+)を採用しており、各種ベンチマークの結果は上記の結果になりました。
機種名(SoC) | AnTuTu | PCMark | Geek6 |
Galaxy Tab S11 (Dimensity 9400+) | 2,051,900 (V10.5.2) | 17,896 | シングル 2,551 マルチ 8,009 |
Xiaomi Pad 7 Pro (Snapdragon 8s Gen 3) | 1,461,084 (V10.4.6) | 15,655 | シングル 1,953 マルチ 5,343 |
Xiaomi Pad 7 (Snapdragon 7+ Gen3) | 1,343,095 (V10.4.6) | 15,511 | シングル 1,880 マルチ 5,139 |
OPPO Find X8 (Dimensity 9400) | 未計測 | 未計測 | シングル 2,765 マルチ 8,245 |
ベンチマークの結果はハイエンドらしい非常に高い結果です。AnTuTu230万程度を期待していましたが、200万程度と思ったより伸びませんでした。Dimensity 9400のスマホでGeek6の計測をしてみましたが、Galaxy Tab S11は少々性能をセーブしている可能性があります。
ベンチマークはあくまでスコア化したものなので、実際の操作感は「ブラウジングレビュー」や「ゲームレビュー」のセクションで解説しています。
ストレージテスト
AnTuTuのストレージテストで計測していきます。
ストレージの性能を3つのテストで測定
Sequence Read:連続したデータを読み込む速度を測定します。
Sequence Write:連続したデータを書き込む速度を測定します。
Random Access:ランダムな場所からデータを読み取る速度を測定します。

198万以上のスコアはXiaomi Pad 7を軽く超える数値となりました。比較しやすいよう過去のスコアの一部を以下に掲載します。
機種名 | スコア | Sequence Read | Sequence Write | RandomAccess |
Galaxy Tab S11 | 193,416 | 4045.7MB/s | 3070.7MB/s | 1216.0MB/s 1056.0MB/s |
Xiaomi Pad 7 | 110,994 | 1240.7MB/s | 239.3MB/s | 752.0MB/s 632.0MB/s |
このスコアは高いほど優秀ですが、普段使いで体感しにくいところになります。しかし、こういうところまで妥協しない性能なのはさすがに驚きです。
ブラウジングレビュー
ブラウザアプリのChromeを使い操作感、表示速度などのレビューをします。

11インチの大きくきれいな画面、120Hzのリフレッシュレートでとても快適です。スペックも高く、ブラウジングのように軽い操作ではなんら不満は感じません。
リフレッシュレートの解説はこちら
→【初心者向け】タブレット端末のリフレッシュレートを簡単に解説!
バッテリー耐久テスト
PCMark for Androidというアプリを使い、100%→20%になるまでの時間を最高輝度と最低輝度で計測します。
Galaxy Tab S11はなぜかPC MARKのBrowsingテストで画面が進まないため計測ができませんでした。アプリが対応したら追記します。
充電性能テスト・充電時間テスト
AnTuTuベンチマークアプリで計測。UGREEN100Wモバイルバッテリー+UGREEN100Wケーブルを使用して計測します。
充電性能テスト

計測した結果は42Wでした。公式は45Wとなっていましたので公称値に近い数値が確認できたことになります。充電器を購入するときは45W以上のものを購入すれば大丈夫です。
充電時間テスト

20%→99%までの計測で81分でした。とても短い時間で充電が可能です。
機種名(SoC) | バッテリー変動量 | 充電時間 |
Galaxy Tab S11 | 20%→99% | 81分 |
Xiaomi Pad 7 Pro | 5%→90% | 57分 |
Xiaomi Pad 7 | 3%→100% | 95分 |
充電速度も速く、時間もかなり短いと思っていましたが、Xiaomi Pad 7 Proより時間がかかっています。
Widevineチェック
WidevineはDRM InfoとNetflixの再生管理画面でチェックをします。

DRM InfoのSecurity LevelがL1、Netflixのデジタル著作権管理画面でもWidevine L1となっています。
これならアマゾンプライムビデオやNetflixの高画質再生が可能です。
YouTube | 高画質 |
アマゾンプライムビデオ | 高画質 |
Netflix | 高画質 |
再生品質をまとめると、上記の表の結果になりました。
Netflixの高画質にまで対応しているので、スマホなどのようにあたり前に高画質再生できるので安心です。
最近はWidevine L3のタブレットは珍しくなっていますが、今でもまれに見かけます。レビューしている範囲ではXiaomiのタブレットは、全てWidevine L1なので安心です。
- Widevine L1とL3の違い
- Widevine L1に対応しているとNetflix等、特定の動画配信サービスで高画質(HD)再生ができ、Widevine L3に対応しているとそれらの動画配信サービスで低画質(SD)再生しかできません。
YouTubeはWidevine L3でも高画質(HD)再生が可能です。
Widevineの概念について詳しくはこちら。
→【初心者向け】Widevineを簡単に解説!
タブレット、外で使ってる?
外出先でタブレットを使うなら、モバイルルーターがあると便利です。
中でも「楽天モバイル」は、使った分だけ支払う料金プランと本体1円キャンペーンが魅力 。気軽に始められるので、初めての一台におすすめです。
詳しくは以下の実機レビューをご覧ください。
→ Rakuten WiFi Pocket Platinumの実機レビューはこちら
本体1円!事務手数料0円!
Galaxy Tab S11のゲームテスト
今回はプロセカと雀魂、原神のテストになります。Dimensity9400+の実力を確認します。
プロセカ

快適な動きです。テストしている段階では引っかかりもなく問題を感じません。
雀魂
雀魂はエントリークラスのモデルでも比較的快適に動くので、Galaxy Tab S11でも十分快適です。11インチの大きな画面で楽しめます。
原神

デフォルトの設定画面は「高」です。
フレームレートを60にしても問題ありませんが多少発熱しているのを感じます。「最高」の設定でフレームレートを60にしても問題のない動きですが、発熱が「高」より気になります。「高」でも十分きれいな映像で楽しむことができるので、これくらいで楽しむのがいいのではないでしょうか。

ケースを外せば発熱は感じやすくなりますが、その分外装に熱が伝わり放熱ができるのでプレイに余裕ができる可能性があります。

Galaxy Tab S11のライバル比較
ここではGalaxy Tab S11の価格やスペックからライバルになる機種を紹介、比較します。Galaxy Tab S11の価格帯、性能ではライバルは非常に少なくなります。
Xiaomi Pad 7
Xiaomi Pad 7はXiaomiが販売している11.2インチのタブレットです。Snapdragon 7+ Gen 3を搭載したことにより、上位機種に迫る高い処理性能を持ちながら、価格を抑えた非常にバランスの良い1台です。高精細な3.2Kディスプレイや144Hzの滑らかな表示性能も魅力で、動画視聴やゲーム、ブラウジングまで幅広い用途で快適に使える性能を発揮します。
価格面ではライバルというには少し離れた存在。動画視聴や快適なブラウジング、原神などのゲーム性能などを考えたら、Xiaomi Pad 7で十分だと感じます。ここからさらに機能の上乗せは、非常にコスパが悪くなりますが「ノートをタブレットで取りたい」「動画編集もこなしたい」「防水防塵機能が必要」などのGalaxy Tab S11ならではの性能を求めるのならGalaxy Tab S11を選択するのがいいと感じます。
Xiaomi Pad 7のレビュー記事を参考にしてください。
→Xiaomi Pad 7実機レビュー
iPad Air(11インチ)
iPad Airはアップル社が販売している11インチのタブレットです。M3チップを搭載し、タブレット市場で最高性能になるPro版に次ぐ性能です。クリエイティブなアプリなども揃っており、有り余るパワーでいろいろな用途を快適にこなします。
iPad Airはペンの価格を足すと、ペンがセットになっているGalaxy Tab S11に近い価格帯になります。機能面やクリエイティブな用途を考えると、最も直接的なライバルと言えるでしょう。iPad OSがいい方もいるでしょうし、iPhoneとシームレスな連携を重視する方にはiPadのほうが使いやすいと感じます。しかしiPadの操作が苦手、もしくはAndroidが好きな方には、Galaxy Tab S11がいい選択肢になるはずです。
Galaxy Tab S11のメリット(良いところ)
- Dimensity9400+で余裕の動作
- ペンが付属している
- GPS搭載でカーナビにも使える
Galaxy Tab S11のメリットをそれぞれ解説していきます。
Dimensity9400+で余裕の動作
ベンチマークの計測結果で紹介したように、有名なAnTuTuで200万以上の非常に高いスコアを記録しています。「これぞハイエンド」といえる高い性能になっており、何をするにも快適にこなすことができます。
ペンが付属している
他社ではペンは別売りのタブレットが多いのですが、Galaxyシリーズの多くはペンが付属しています。さらにGoodnotes、LumaFusion、Clip Studio Paint、Notionなどのアプリがプリインストール済み。ペンが付属しているので購入してすぐにクリエイティブな作業をすることができます。
GPS搭載でカーナビにも使える
Galaxy Tab S11はGPSの機能があるのでカーナビとして使うことは可能です。GPSの機能があるということは位置情報が必要なゲームなども楽しむことができるようになっています。GPSがないタブレットも多く、GPS機能があるタブレットを探している方もいるのではないでしょうか。
防水防塵IP68
IP68は「粉じんが内部に侵入せず、継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない」という保護等級です。これにより、キッチンでの使用や、外出時の急な雨でも安心して使えます。

Galaxy Tab S11のデメリット(悪いところ)
- ペンが不要な方には余分な出費
- 充電器が同梱されていない
Galaxy Tab S11のデメリットをそれぞれ解説していきます。
ペンが不要な方には余分な出費
Galaxyの最高性能が欲しいがクリエイティブな機能などは使わない方には、ペンは不要なのにペンの価格が上乗せされている状況になります。
充電器が同梱されていない
充電器は余分に持っていない方もいるでしょうし、同梱していてもいいのではないかと感じます。ケーブルが同梱されているだけに、充電器も付属してほしかったところです。
純正の充電器はかなり高価なので、安いものを探している方は、記事中で紹介したような充電器を検討してみてください。
まとめ|Galaxy Tab S11はクリエイティブ作業もこなせる
「Galaxy Tab S11」は、Dimensity 9400+の高い処理性能、有機EL+120Hzの美しいディスプレイ、Sペンによるクリエイティブ性能を兼ね備えた、Androidタブレットのフラッグシップモデルです。
Galaxy Tab S11はこんな人におすすめ
- イラスト制作や動画編集など、本格的なクリエイティブ作業をしたい方
- 「原神」のような重い3Dゲームを最高画質で快適にプレイしたい方
- iPad以外の最高性能を持つタブレットを探しているAndroidユーザー
- 防水防塵やGPSなど、場所を選ばずに使える多機能性を求める方
一方で、Sペンを使わない場合は価格が割高に感じられたり、充電器が別売りという点がデメリットとなることもあります。動画視聴やブラウジングが主な用途であれば「Xiaomi Pad 7」、Apple製品との連携を重視するなら「iPad Air」も選択肢として検討すると良いでしょう。
しかし、性能、機能、クリエイティブ機能において一切妥協したくないのであれば、「Galaxy Tab S11」は最も満足度の高い一台となるでしょう。
Xiaomi Pad 7のレビュー記事はこちら
→Xiaomi Pad 7実機レビュー
